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「仕事の残業で保育園の迎えが間に合わない」「たまには息抜きをしてリフレッシュしたい」など、子育て中に周囲のサポートが必要になる場面は多々あります。そんな時に心強い味方となってくれるのが「ファミリーサポートセンター(通称:ファミサポ)」です。
ファミリーサポートは、地域の中で子育ての助け合いを行う公的なサービス。民間の子育てシッターサービスよりも手頃な料金で利用できるため、多くの子育て世帯に重宝されています。
本記事では、ファミリーサポートの具体的な援助内容(送迎や託児など)や利用の条件、登録から実際の利用にいたるまでの流れ、料金の目安などを分かりやすく解説します。
目次
ファミリーサポートセンター事業は、働く人たちの仕事と育児の両立を支援するため、また地域の子育て家庭を支えるために、厚生労働省が推進し各市区町村が主体となって運営している公的な事業です。
最大の特徴は、「子育ての援助を受けたい人(依頼会員)」と「子育ての援助を行いたい人(提供会員)」が会員となり、地域の中で相互に助け合う(有償ボランティア)仕組みである点です。
アドバイザーと呼ばれる専門の職員がセンターに常駐しており、双方の条件や相性を考慮してマッチングを行ってくれるため、個人間での契約よりも安心して利用することができます。
ファミリーサポートで依頼できる援助は、基本的に「生後数ヶ月〜小学校卒業まで(自治体により異なる)」の子どもを対象とした日常的な預かりや送迎です。具体的には、以下のようなケースで活用されています。
ファミリーサポートはあくまで「有償のボランティア」であり、プロのベビーシッターや家事代行とは異なります。そのため、以下のような依頼は原則として受けられないことが多いので注意しましょう。
【原則として依頼できない主な内容】
- 掃除、洗濯、料理などの一般的な家事代行
- 子どもがインフルエンザなどの感染症にかかっている場合の病児保育(※一部、病児・緊急対応を行う自治体もあります)
- 提供会員の自宅や指定場所以外(宿泊を伴う夜間の預かりなど)での長時間の拘束
ファミリーサポートを利用するには、まずセンターへの会員登録が必要です。会員は役割に応じて以下の3つのタイプに分かれています。
| 会員区分 | 対象者と主な条件 |
| 依頼会員 (サポートを受けたい人) | ・該当する市区町村に在住、または在勤している方 ・おおむね生後3ヶ月から小学校6年生までの子どもを育てている方 |
| 提供会員 (サポートをしたい人) | ・該当する市区町村に在住し、心身ともに健康で育児に理解のある方 ・センターが実施する一定時間の「会員養成講座・研修」を修了した方 |
| 両方会員 | ・依頼会員、提供会員のどちらの条件も満たし、双方の活動を行える方 |
提供会員になるためには、子どもの安全管理や発達、救急救命などに関する専門の講習(数十時間程度)を受けることが義務付けられています。「見ず知らずの地域の人に預けるのは不安」と感じる方もいるかもしれませんが、しっかりと知識を身につけた方がサポートしてくれる仕組みになっています。
ファミリーサポートは公的な事業であるため、民間のベビーシッター会社などと比較して非常にリーズナブルな料金(謝礼)に設定されています。
料金は各自治体によって一律で定められていますが、全国的な一般的な目安は以下の通りです。
| 曜日・時間帯 | 1時間あたりの料金目安 |
| 平日の昼間(例:7:00〜19:00) | 約600円 〜 800円 |
| 早朝・夜間(上記以外の時間) | 約700円 〜 900円 |
| 土曜日・日曜日・祝日・年末年始 | 約700円 〜 900円 |
ファミリーサポートは、登録してすぐにその日に利用できるわけではありません。事前にマッチングや面談のプロセスが必要となるため、将来的に使う可能性がある場合は、余裕を持って妊娠中や入園・入学前に登録を済ませておくのがおすすめです。
お住まいの市区町村のファミリーサポートセンターの窓口へ行き、入会手続きを行います。説明会への参加や、事前の書類提出が必要です。入会金や年会費は基本的に無料の自治体がほとんどです。
会員登録後、サポートが必要になった段階でセンターに依頼内容を伝えると、アドバイザーが条件に合う提供会員を探してくれます。
条件が合う方が見つかったら、「アドバイザー」「依頼会員(親・子)」「提供会員」の3者で、事前に面談(打ち合わせ)を行います。主に提供会員の自宅やセンターで行われ、子どものアレルギーの有無、好きな遊び、送迎ルートの確認、緊急連絡先などを細かく共有します。
事前の打ち合わせで双方が合意すれば、実際にサポートがスタートします。依頼会員は指定の時間に子どもを預け(または送迎を依頼し)、提供会員は安全第一でサポートを行います。
援助活動が終了したら、提供会員から「活動報告書」が手渡されます。内容を確認してサインをし、その場で定められた謝礼(および実費)を現金で直接手渡しするのが一般的なルールです。
非常に便利なファミリーサポートですが、利用する上でのメリットと、あらかじめ知っておくべき注意点(デメリット)があります。
ファミリーサポート(ファミサポ)は、ワンオペ育児になりがちな現代のパパ・ママにとって、地域全体で子どもを育てるための心強いインフラです。
「送迎だけ」「月1回のリフレッシュだけ」といったスポット的な利用ももちろん大歓迎されます。いざという時のセーフティネットとして、まずは近くのファミリーサポートセンターに問い合わせ、会員登録だけでも済ませてみてはいかがでしょうか。
ひとりで抱え込まずに地域の手を借りることで、心にゆとりを持って笑顔で子育てに向き合えるようになりますよ。
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