ジョブジョブ 転職ノウハウ

【2026年最新】保育士の転職理由ランキングTOP5!ホンネと面接での上手な伝え方を徹底解説

【2026年最新】保育士の転職理由ランキングTOP5!ホンネと面接での上手な伝え方を徹底解説

保育士として毎日子どもたちの笑顔に囲まれて働く中で、「今の職場を辞めて転職したほうがいいのではないか」と悩む瞬間はありませんか。実は、多くの保育士が同じような悩みを抱え、より良い環境を求めて新しい職場へとステップアップしています。

「自分だけが不満を感じているのだろうか」「転職の面接で退職理由をどう伝えればいいのかわからない」と不安に思う方も多いでしょう。

本記事では、厚生労働省などの最新調査データに基づき、2026年現在の保育士のリアルな転職理由ランキングTOP5を徹底解説します。さらに、転職活動の大きな壁となる「面接での退職理由のポジティブな伝え方」や、失敗しない園選びのコツまで詳しくまとめました。

今の職場にモヤモヤを抱えている方、これから本格的に転職活動を始めようと考えている保育士の方は、ぜひ最後までお読みいただき、理想の職場を見つけるためのヒントにしてください。

1. 保育士の離職率は本当に高い?データで見る現状

世間一般では「保育士は離職率が高くて大変な仕事」というイメージが定着しつつあります。しかし、実際の数値を見ると少し意外な事実が浮かび上がってきます。厚生労働省の最新データによると、保育士の離職率と他産業との比較は以下のようになっています。

産業・職種分類離職率(平均)
保育士全体9.3%
宿泊業・飲食サービス業26.6%
生活関連サービス業・娯楽業18.7%
医療、福祉(保育士含む)13.8%
全産業平均15.0%

このように、保育士全体の離職率は9.3%であり、全産業平均の15.0%を大きく下回っています。決して「異常に辞める人が多い職業」というわけではありません。

しかし、施設形態別に見ると状況は異なります。公立保育園の離職率が約5.9%であるのに対し、私立保育園の離職率は約10.7%と高くなっています。公立保育園は地方公務員として手厚い福利厚生や明確な昇給制度が整っているため定着率が高い傾向にありますが、私立保育園は園ごとに給与体系や職場環境に大きな差があり、それが離職率の開きにつながっています。

また、保育士の経験年数別に見ると、就業している保育士の約半数が経験年数6年未満から8年未満の若手〜中堅層に集中しています。これは、中堅クラスに成長する前に早期離職してしまう人が多いという「定着の難しさ」を物語っています。つまり、保育士業界の課題は「全体が辞めやすい」ことではなく、「特定の職場環境や経験年数の浅い層に負担が集中し、離職を引き起こしている」ことだと言えます。

2. 【2026年最新】保育士の転職理由ランキングTOP5

それでは、実際に保育士がどのような理由で職場を離れているのか、厚生労働省のデータや現役保育士への実態調査を基にした最新の転職理由ランキングTOP5を見ていきましょう。

第1位:職場の人間関係

退職理由の第1位として常に挙がるのが「職場の人間関係」です。調査によっては約30%〜38%もの保育士がこれを最大の理由として回答しています。

保育園という職場は、どうしても女性の割合が多く、かつ少人数の固定メンバーで長時間一緒に過ごす閉鎖的な環境になりがちです。クラス担任として複数人でペアを組んで保育を行うため、保育観の不一致や価値観の違いが生じると、逃げ場がなくなり大きなストレスとなります。

具体的には、「園長や主任からの度を超えた厳しい指導」「先輩保育士とのコミュニケーション不足」「派閥争いや陰口」などが挙げられます。子どものために最善を尽くしたいという思いがあっても、職員同士の連携が取れなければ日々の業務が苦痛に変わってしまいます。

第2位:給料が安い・待遇への不満

第2位は「給料の安さ」や「待遇面への不満」です。子どもの命を預かり、発達を支援するという非常に専門性が高く責任の重い仕事であるにもかかわらず、業務量に見合った報酬が得られていないと感じる保育士は後を絶ちません。

厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」等によると、保育士の平均年収は約396万円〜407万円前後で推移しています。近年は国を挙げた処遇改善加算などの施策により給与水準は徐々に上昇傾向にありますが、それでも全産業の平均給与と比較すると見劣りするケースが多くあります。

特に都心部で一人暮らしをしている若手保育士にとって、家賃や生活費を支払うと手元にほとんど残らないという経済的な不安は、他業種への転職や好待遇の園への転職を考える強い動機になります。

第3位:仕事量が多い・持ち帰り仕事の負担

第3位は「仕事量の多さ」です。保育士の仕事は、日中の子どもたちとの活動だけではありません。

主な業務内容負担になりやすいポイント
事務作業・書類作成指導案(月案・週案・日案)、児童票、連絡帳の記入など膨大な手書き作業。
行事の準備運動会や発表会の衣装作り、小道具の制作など。
環境構成毎月の壁面製作、おもちゃの消毒・管理。
保護者対応送迎時の対応、個人面談、クレームへの対応。

多くの園では日中の保育に追われ、これらの事務作業や製作物は子どもたちが帰った後や午睡の時間に行うことになりますが、人手不足の園では勤務時間内に終わらせることが不可能です。その結果、自宅に仕事を持ち帰る「サービス残業・持ち帰り仕事」が常態化し、プライベートな時間が削られて疲弊してしまうケースが非常に多く見られます。

第4位:労働時間が長い・休みが取れない

第3位の仕事量と直結しますが、「労働時間の長さ」も大きな転職理由です。早朝保育から延長保育まで開所時間が長い保育園では、シフト制での勤務が基本となります。

しかし、人員不足によって希望通りのシフトが組めず、早番の翌日に遅番が入るなど不規則な生活リズムを強いられることがあります。また、行事の前には連日の残業が発生し、有給休暇の取得も「周りの職員に迷惑がかかるから」と気を遣って申請しづらい雰囲気の職場も存在します。仕事とプライベートの境界線が曖昧になり、心身を休める時間が確保できないことが離職の引き金となります。

第5位:体力的な負担・健康上の理由

第5位は「体力的な負担や健康上の理由」です。保育士はまさに体力勝負の職業です。

成長過程の子どもたちを抱っこやおんぶしたり、低い姿勢で目線を合わせたり、重い遊具を運んだりするため、腰痛や慢性的な肩こりに悩まされる保育士は非常に多いです。また、屋外で一緒に走り回る体力も必要不可欠です。さらに、睡眠不足や過労から免疫力が低下し、子どもたちの間で流行している感染症(胃腸炎やインフルエンザなど)をもらってしまうことも少なくありません。

年齢を重ねるにつれて「このまま同じペースで定年まで働き続けることができるのだろうか」という将来への不安から、体力的な負担の少ない小規模保育園や、異業種の事務職などへ転職する方もいます。

3. 面接での伝え方が鍵!ネガティブな転職理由をポジティブに変換する方法

転職活動において最も頭を悩ませるのが、面接での「退職理由の伝え方」です。「人間関係が悪かった」「給料が安かった」とホンネをそのまま伝えてしまうと、面接官に「不満を持ちやすい人」「当園に入っても同じ理由ですぐ辞めてしまうのではないか」というネガティブな印象を与えてしまいます。

面接を突破するためには、ネガティブな退職理由を「将来への意欲」や「前向きな姿勢」に変換して伝えることが重要です。

面接官は、あなたがなぜ前の職場を辞めたのかを通して、「当園の理念に合いそうか」「長く働いてくれそうか」を見極めています。

例えば、「給料が安かった」というホンネは、「自分の専門性や経験をしっかりと評価していただける環境で、より責任感を持って長く貢献していきたい」と言い換えることができます。「残業が多かった」のであれば、「業務効率化を意識し、決められた時間内で質の高い保育を提供することに集中したい」と伝えましょう。

4. 次こそ失敗しない!転職を成功させるための園選びのポイント

転職理由を明確にし、面接の準備が整ったら、次はいよいよ応募先の園選びです。前職での不満を繰り返さないためには、求人票の給与や待遇面だけで判断せず、職場の内情をしっかり見極める必要があります。

チェックすべきポイント確認の意図と具体例
園見学での職員の表情子どもだけでなく、保育士同士が笑顔で会話しているか。挨拶は明るいか。人間関係の良し悪しが最も表れる部分です。
職員の年齢層のバランス若手ばかり、またはベテランばかりに偏っていないか。バランスが良い園は、教育体制が整っており定着率が高い傾向にあります。
園内の清掃と掲示物玄関や保育室が整理整頓されているか。壁面装飾が凝りすぎていないか(過度な装飾は持ち帰り仕事の温床になりがちです)。
ICT化の導入状況連絡帳や指導案作成に専用アプリやタブレットを導入しているか。業務効率化への園の姿勢が分かります。
職員の配置基準国の基準ギリギリではなく、余裕を持った人員配置をしているか。有給の取りやすさや残業時間に関わります。

気になる園があれば、面接だけでなく必ず事前の「園見学」を申し込みましょう。自分の目で職場の雰囲気を感じ取り、「ここで働く自分が想像できるか」を問いかけることが、納得のいく転職への第一歩です。

5. この記事のポイント

  • 保育士の離職率は9.3%と全産業平均より低いが、若手層の早期離職と施設間の環境格差が課題となっている。
  • 転職理由の圧倒的1位は「職場の人間関係」。次いで「給与の低さ」「仕事量・残業の多さ」が続く。
  • 面接では不満をそのまま伝えず、「より良い保育をしたい」「長く貢献したい」というポジティブな意欲に変換して伝えることが重要。
  • 転職を成功させるには、給与だけでなく園見学を通じて「職員の表情」や「業務効率化への取り組み」を直接確認し、働きやすい環境を見極めることが不可欠。

なるほど!と思ったらシェアしよう!

この記事の著者

転職ノウハウなら!ジョブジョブ編集部

「転職ノウハウなら!ジョブジョブ編集部」は、医療、介護、保育の求人サイト「ジョブジョブ」の運営メンバーによる記事編集部門です。医療・介護・保育・福祉・美容・ヘルスケアの仕事に関わる方に向けた、今後のキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。

あわせて読みたい記事

おすすめの新着求人