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【最新版】保育教諭とは?仕事内容やなるための方法、給料・将来性まで徹底解説!

保育教諭とは?仕事内容やなるための方法、給料・将来性まで徹底解説!

「保育教諭という言葉を聞いたことがあるけれど、保育士や幼稚園教諭とは何が違うの?」 「保育教諭になるにはどんな資格が必要なの?お給料や将来性についても知りたい!」

近年、共働き世帯の増加や待機児童問題の解決策として「認定こども園」が増加しており、それに伴って「保育教諭(ほいくきょうゆ)」という職種への注目が急速に高まっています。しかし、新しい職種であるため、具体的な仕事内容や資格の取得方法について疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、保育教諭の基本的な役割や仕事内容から、保育士・幼稚園教諭との違い、平均給与のデータ、なるための具体的なステップ、そして今後の将来性までを網羅的に徹底解説します。

保育業界への就職・転職を考えている方や、キャリアアップを目指している方は、ぜひ最後までお読みいただき、今後の進路選びの参考にしてください。

1. 保育教諭とは?保育士・幼稚園教諭との違い

1-1. 保育教諭が誕生した背景と役割

保育教諭とは、ひとことで言うと「保育士資格」と「幼稚園教諭免許」の両方を併せ持ち、「幼保連携型認定こども園」で働く職員のことです。

これまでの日本において、未就学児を預かる施設は「保育園(厚生労働省管轄・福祉施設)」と「幼稚園(文部科学省管轄・教育施設)」に分かれていました。しかし、共働き世帯の増加による保育園の待機児童問題や、少子化による幼稚園の定員割れといった課題を解決するため、2006年に両方の良さを併せ持つ「認定こども園」制度がスタートしました。

その中でも、幼稚園と保育所の機能を完全に一体化させた「幼保連携型認定こども園」において、0歳から就学前までの子どもたちに対して「教育」と「保育」を一体的に提供する専門職として位置付けられたのが「保育教諭」です。

1-2. 保育士・幼稚園教諭との違い(比較表)

保育教諭と、従来の保育士・幼稚園教諭との違いを明確にするため、以下の表にまとめました。

項目保育士幼稚園教諭保育教諭
主な勤務先保育園(児童福祉施設)幼稚園(学校・教育機関)認定こども園
管轄省庁厚生労働省文部科学省内閣府(厚労省・文科省)
対象年齢0歳〜就学前まで満3歳〜就学前まで0歳〜就学前まで
目的・役割保護者に代わって「保育」する幼児期の「教育」を行う「保育」と「教育」を一体的に行う
必要な資格保育士資格幼稚園教諭免許保育士資格 + 幼稚園教諭免許
根拠となる法律児童福祉法学校教育法認定こども園法

このように、保育教諭は保育士と幼稚園教諭の「両方のハイブリッド」とも言える存在であり、福祉と教育の両面から子どもの成長をサポートする非常に重要な役割を担っています。

2. 保育教諭の具体的な仕事内容と1日の流れ

2-1. 「教育」と「保育」の両立が求められる

保育教諭の仕事内容は、勤務する認定こども園のシステムや担当する年齢によって異なりますが、最大の特徴は「保育園の業務」と「幼稚園の業務」を並行して行う点にあります。

0歳〜2歳児クラスでは、授乳や排泄、睡眠といった基本的な生活習慣の自立を促す「保育」が中心となります。一方で、3歳〜5歳児クラスになると、絵画や音楽、体操、集団遊びといった「教育」の要素が強くなります。

また、認定こども園には「保護者が働いている子ども(長時間の保育が必要)」と「保護者が働いていない子ども(短時間の教育が目的)」が混在しているため、降園時間が異なる子どもたちに柔軟に対応することも保育教諭ならではの業務です。

2-2. 保育教諭の1日のスケジュール例

ここでは、3歳〜5歳児の幼児クラス(短時間利用と長時間利用の子どもが混在するクラス)を担当する保育教諭の、一般的な1日のスケジュールをデータとしてご紹介します。

時間業務内容詳細
07:30出勤・早朝保育園内の清掃、安全点検。早朝から登園する子どもの受け入れ。
09:00順次登園・自由遊び幼稚園枠(短時間)の子どもたちが登園。全員揃うまで自由遊び。
10:00朝の会・設定保育歌や挨拶の後、クラス全体での教育活動(製作、体操、英語など)。
12:00給食手洗い・うがいの指導、食事の配膳やマナーの指導。
13:00自由遊び・午睡外遊びや室内遊び。年齢や状況に応じてお昼寝(午睡)の対応。
14:00幼稚園枠の降園準備短時間利用の子どもたちの帰りの会。保護者への引き渡し。
15:00おやつ・自由遊び保育園枠(長時間)の子どもたちとおやつ。その後は合同保育など。
16:00事務作業・休憩交代で休憩を取りつつ、指導案の作成や連絡帳の記入などを行う。
17:00順次降園・延長保育長時間利用の子どもの引き渡し。保護者に本日の様子を伝える。
18:30退勤教室の片付け、翌日の準備をして業務終了。

このように、時間帯によって教育活動と保育活動が切り替わり、多様なニーズを持つ子どもたちや保護者に対応していく柔軟性が求められます。

3. 保育教諭の平均給料・年収データ

3-1. 給与水準の相場

保育教諭への就職・転職を考える上で、気になるのが給料面です。保育教諭単独の公的な全国統計はありませんが、基本的には保育士や幼稚園教諭と同等、あるいはそれ以上の水準となることが多いです。

厚生労働省などの調査データを参考に、保育業界の平均的な給与相場を表にまとめました。(※令和4年賃金構造基本統計調査等のデータを基にした概算値)

職種平均月収(手取り目安)平均賞与(ボーナス)推定平均年収
保育士約25〜26万円約70〜75万円約390万円
幼稚園教諭約26〜27万円約75〜80万円約390〜400万円
保育教諭(目安)約26〜28万円約75〜85万円約400〜420万円

保育教諭は「二つの国家資格を保有している」という専門性の高さから、基本給が高く設定されている園や、「資格手当」として給与が上乗せされる園が多く存在します。そのため、一般的な保育士や幼稚園教諭と比較して、年収がやや高くなる傾向にあります。

3-2. 処遇改善加算による給与アップの可能性

国は保育人材の確保と定着を目的として、「処遇改善等加算」という制度を設けています。認定こども園もこの対象となっており、経験年数や役職(職務分野別リーダー、専門リーダー、副主任保育者など)に応じて、月額5,000円〜40,000円の手当が支給されます。

保育教諭としてキャリアを積み、各種研修を修了することで、国からの手当によって段階的に給与をアップさせていくことが十分に可能です。

4. 保育教諭になるには?資格取得のルート

保育教諭として働くためには、原則として「保育士資格」と「幼稚園教諭免許」の両方を取得する必要があります。現在のご自身の状況によって、資格取得のルートは大きく2つに分かれます。

4-1. これから進学して目指す場合

高校生や、これから新たに資格取得を目指す社会人の方は、厚生労働省と文部科学省から指定を受けた「大学」「短期大学」「専門学校」に進学するのが最も確実なルートです。

多くの保育系・幼児教育系の学校では、カリキュラムに沿って所定の単位を修得することで、卒業と同時に「保育士資格」と「幼稚園教諭二種(または一種)免許状」の両方を同時に取得できるようになっています。

両方の資格を取得しておけば、将来的に認定こども園だけでなく、単独の保育園や幼稚園、児童養護施設など、幅広い職場を選ぶことができるため非常に有利です。

4-2. すでに片方の資格を持っている場合(特例制度)

すでに「保育士資格」か「幼稚園教諭免許」のどちらか一方のみを持っており、実務経験がある方に向けては、もう一方の資格を取得しやすくするための「幼保連携型認定こども園保育教諭求人特例(特例制度)」が設けられています。

通常、もう一方の資格を取得するには再び学校に通って多くの単位を取得する必要がありますが、この特例制度を利用すれば、以下の条件を満たすことで大幅に負担を減らすことができます。

  • 対象者:保育士資格または幼稚園教諭免許のいずれかを有し、かつ3年以上の実務経験(かつ4,320時間以上)がある方
  • 特例内容:指定された大学等で「最大8単位」(通常より大幅に少ない単位数)を修得するだけで、もう一方の資格・免許を取得できる

この特例制度は当初期間限定の措置でしたが、保育教諭の需要拡大に伴い、「令和11年度(2029年度)末まで」延長されることが決定しています。片方の資格のみで働いている方は、キャリアアップのためにこの期間内に制度を活用することを強くおすすめします。

5. 保育教諭として働くメリット・デメリット

就職先として保育教諭を選ぶにあたり、知っておきたいメリットとデメリットを整理しました。

5-1. メリット:就職先の選択肢が広く、待遇が良い傾向にある

最大のメリットは、キャリアの選択肢が圧倒的に広がることです。保育士資格と幼稚園教諭免許の両方を持っているため、認定こども園はもちろん、全国の保育園や幼稚園のどこへでも転職しやすくなります。

また、前述の通り、二つの資格を持つ専門職として評価されるため、基本給が高く設定されたり資格手当がついたりと、給与や待遇面で優遇されやすい点も大きな魅力です。最新の教育カリキュラムと福祉のノウハウの両方を学べるため、保育者としてのスキルアップにも直結します。

5-2. デメリット:業務量が多く、幅広いスキルが求められる

一方で、デメリットとして挙げられるのは業務の幅広さと負担の大きさです。

0歳児のおむつ替えや授乳といった身体的なケアから、5歳児向けの高度な教育プログラムの立案・実行まで、求められるスキルが多岐にわたります。また、長時間保育を希望する保護者と短時間教育を希望する保護者の両方とコミュニケーションを取る必要があるため、行事の準備や事務作業が増えやすいという側面もあります。

しかし、近年ではICTシステム(保育支援ソフト)の導入などにより、事務作業の負担軽減に取り組む認定こども園も増えてきています。

6. 保育教諭の将来性と需要(データで見る認定こども園の増加)

保育教諭の将来性は、非常に明るいと言えます。その根拠となるのが、「認定こども園」の施設数が国主導のもとで右肩上がりに増加しているというデータです。

6-1. 認定こども園の施設数推移データ

内閣府が公表しているデータをもとに、過去数年間の認定こども園の施設数の推移を見てみましょう。

年度認定こども園の総施設数前年からの増加数
平成27年(2015年)2,836園
平成29年(2017年)5,081園+1,080園
令和元年(2019年)7,208園+1,107園
令和3年(2021年)8,565園+549園
令和5年(2023年)9,237園+294園
(参考:内閣府「認定こども園に関する状況について」等の概算データより作成)

この表から分かる通り、2015年の新制度スタート以降、認定こども園の数は爆発的に増加しており、現在では全国で9,000園を超える規模にまで成長しています。既存の幼稚園や保育園が、時代のニーズに合わせて認定こども園へと「移行(モデルチェンジ)」するケースが非常に多いのが特徴です。

6-2. 今後の需要と将来性

共働き世帯がマジョリティとなった現代において、親の就労状況(フルタイムかパートか、離職中かなど)に関わらず、子どもを同じ施設に預け続けられる認定こども園のシステムは、保護者から絶大な支持を得ています。

また、幼児教育・保育の無償化が推進される中で、質の高い教育と保育を両立できる施設へのニーズは今後も高まり続けると予想されます。

施設が増加し続ける限り、そこで働くための必須資格を持つ「保育教諭」の需要が尽きることはありません。長期的に安定して働くことができ、社会的な貢献度も非常に高い、将来性抜群の職種であると断言できます。

7. まとめ:保育教諭は将来性が高く魅力的な職業!

この記事では、保育教諭の仕事内容から資格の取得方法、給与や将来性について詳しく解説しました。最後に重要なポイントを振り返ります。

  • 保育教諭は、保育士資格と幼稚園教諭免許の2つを持ち、認定こども園で働く専門職
  • 「福祉(保育)」と「教育」の両方のスキルを活かし、0歳から就学前までの子どもの成長を総合的にサポートする。
  • 二つの資格を持つため、一般的な保育士や幼稚園教諭よりも手当がつきやすく、給与水準が高い傾向にある。
  • 片方の資格と3年の実務経験があれば、特例制度(令和11年度末まで)を活用して短期間でもう一つの資格を取得可能
  • 認定こども園の数は全国で9,000園を突破して増え続けており、保育教諭の需要と将来性は非常に高い

現代の多様化する子育て環境において、保育教諭はまさに時代が求めているハイブリッドな職業です。子どもたちの未来を育む、やりがいと専門性に満ちた保育教諭という仕事に、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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この記事の著者

転職ノウハウなら!ジョブジョブ編集部

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