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【完全版】准看護師から正看護師になるには?働きながら目指すルートと給料・資格の違いを徹底解説

准看護師から正看護師になるには?働きながら目指すルートと給料・資格の違いを徹底解説

准看護師として日々医療の現場で活躍されている方の中で、「そろそろ正看護師へステップアップしたい」「将来のキャリアや給料を考えて資格を取りたいけれど、今の仕事を辞めずに目指せるのだろうか」と悩んでいる方は非常に多いのではないでしょうか。

准看護師と正看護師は、どちらも患者さんをケアする尊い仕事であることに変わりはありません。しかし、法律上の位置づけや任せられる業務の裁量、そして給料や将来のキャリアパスにおいては大きな違いが存在します。とくに昨今では、医療の高度化に伴い、自己判断で主体的に動くことができる正看護師の需要がより一層高まっています。

本記事では、准看護師から正看護師になるための具体的なルートや、働きながら無理なく資格取得を目指す方法について分かりやすく解説します。また、気になる給料の違いや、学費を抑えるための支援制度についても詳しくまとめました。この記事を読むことで、あなたが正看護師になるための道筋が明確になり、自信を持って新たな一歩を踏み出せるようになるはずです。

1. 准看護師と正看護師の決定的な違いとは?(資格・仕事内容・給料)

准看護師から正看護師を目指すにあたり、まずは両者の違いを正確に理解しておくことが大切です。主な違いは「資格の管轄」「業務における裁量」「給料・待遇」の3点に分けられます。

まず資格についてですが、准看護師は各都道府県知事が発行する「都道府県知事免許」であるのに対し、正看護師は厚生労働大臣が発行する「国家資格」です。この資格の違いが、実際の現場での働き方に大きく影響してきます。

仕事内容においては、保健師助産師看護師法において「准看護師は、医師、歯科医師又は看護師の指示を受けて業務を行う」と定められています。つまり、准看護師は自らの判断で看護計画を立てたり、指示を出したりすることが原則としてできません。一方の正看護師は、医師の指示のもとで診療の補助を行うだけでなく、自らの専門的な知識と判断に基づいて「看護過程の展開(アセスメントから評価まで)」を主体的に行うことができます。また、新人指導やリーダー業務、管理職への昇進において、正看護師であることが条件となっている医療機関が大半です。

そして、多くの方が気にされるのが「給料の違い」です。基本給や各種手当に差が設けられていることが多く、生涯年収で見ると大きな開きが生じます。

比較項目准看護師正看護師違いのポイント
資格の種類都道府県知事免許国家資格(厚生労働大臣免許)国家資格である正看護師の方が全国的な評価が高い
業務の裁量医師や正看護師の指示が必要自らの判断で看護計画の立案・実施が可能正看護師は主体的な看護ケアやリーダー業務を任されやすい
平均年収の目安約400万〜450万円約480万〜520万円基本給のほか、資格手当や役職手当により年収で数十万円の差が出る
キャリアアップ制限があることが多い認定看護師・専門看護師・管理職など豊富正看護師は将来的なキャリアの選択肢が圧倒的に広がる

このように、正看護師になることで、収入面での安定だけでなく、看護師としてのやりがいやキャリアの幅が大きく広がるというメリットがあります。

2. 准看護師から正看護師になるための3つのルート

准看護師から正看護師(看護師国家試験の受験資格を得る)になるには、主に「看護専門学校(2年課程)」へ進学するルートと、「通信制」を利用するルートがあります。ご自身の現在のライフスタイルや実務経験の年数に合わせて、最適なルートを選ぶことが成功の鍵となります。

① 看護専門学校 2年課程(全日制)

全日制の看護専門学校は、昼間に学校に通って集中的に学ぶルートです。修業年限は原則2年間となります。平日の日中帯は授業や実習が入るため、フルタイムで働きながら通うことは非常に困難です。しかし、勉強に専念できる環境が整っているため、短期間で確実に知識と技術を身につけ、国家試験の合格率を高めることができるという大きなメリットがあります。仕事はいったん休職するか、週末だけのアルバイトに切り替えて、最短距離で正看護師を目指したい方に適しています。

② 看護専門学校 2年課程(定時制)

働きながら正看護師を目指す方に最も選ばれやすいのが、この定時制のルートです。修業年限は3年間となります。昼間は准看護師として医療現場で働き、午後や夜間の時間帯を利用して学校で授業を受けるスタイルです。仕事と学業の両立は体力面・精神面ともにハードですが、収入を途絶えさせることなく資格取得を目指せる点が最大の魅力です。また、学校で学んだ最新の知識をすぐに職場で実践できるため、学習の理解度が高まりやすいという相乗効果も期待できます。

③ 通信制(実務経験7年以上が必要)

准看護師としての実務経験が「7年以上」ある方のみが選択できるのが、通信制のルートです。(以前は10年以上の経験が必要でしたが、2018年度から7年に短縮され、より多くの方が挑戦しやすくなりました)。修業年限は2年間です。自宅でのレポート学習やオンライン授業が中心となり、学校に通う日数は病院実習などを合わせても非常に少なく設定されています。そのため、フルタイムで夜勤もこなしながら、あるいは育児や介護と両立しながら正看護師を目指す方にとっては最適な選択肢と言えます。ただし、自己管理能力が強く求められるため、モチベーションを維持する工夫が必要です。

3. 働きながら正看護師を目指すための重要なポイント

働きながら正看護師の資格取得を目指すことは、決して簡単なことではありません。途中で挫折しないためには、事前の準備と周囲の協力が不可欠です。ここでは、仕事と学業を両立させるための重要なポイントを解説します。

まず最も重要なのが、職場の理解とサポート体制です。定時制や通信制であっても、一定期間は実習などで仕事を休まなければならない時期が発生します。そのため、直属の上司や看護部長に正看護師を目指す意思を早めに伝え、シフト調整や実習中の休暇取得について相談しておくことが必須です。もし現在の職場が資格取得に対して非協力的である場合は、進学支援に積極的な病院(いわゆる「進学コース」を設けている病院)への転職を検討することも一つの有効な手段です。

次に、徹底したスケジュール管理とタイムマネジメントが求められます。仕事から帰宅した後の数時間や、休日のまとまった時間をどのように学習に充てるか、事前に具体的な計画を立てる必要があります。疲れている日は無理をせず、隙間時間(通勤電車の中や休憩時間など)を活用して参考書を読むなど、細切れの時間を有効活用する癖をつけましょう。

また、同じ目標を持つ仲間を見つけることも、モチベーション維持において非常に効果的です。学校の同級生や、職場で過去に働きながら正看護師になった先輩に相談できる環境を作っておくことで、精神的な負担を大きく軽減することができます。

4. 学費の負担を劇的に減らす!活用すべき奨学金・給付金制度

正看護師になるための学校に通うとなると、決して安くはない学費がかかります。しかし、様々な支援制度を上手く活用することで、自己負担を大幅に減らすことが可能です。

代表的なものとして「専門実践教育訓練給付金」があります。これは雇用保険の加入期間などの一定条件を満たす方が、厚生労働大臣の指定する講座(多くの看護専門学校や通信制課程が該当します)を受講し修了した場合に、支払った教育訓練経費の一部(最大で70%、上限あり)がハローワークから支給される非常に手厚い制度です。働きながら学ぶ方にとって、これを利用しない手はありません。

また、各都道府県や市区町村が実施している「看護師等修学資金貸与制度」や、勤務先(あるいは将来勤務を希望する病院)が提供している「病院奨学金制度」も強力なサポートになります。病院奨学金の場合、資格取得後にその病院で規定の年数(お礼奉公)働くことで、奨学金の返済が全額免除されるケースが多く見られます。学費の確保に不安がある方は、これらの制度の利用条件を事前にしっかりとリサーチしておきましょう。

5. 准看護師から正看護師になるまでの期間と費用の目安

具体的な期間と費用は、選択するルートによって異なります。あらかじめ目安を把握し、無理のない資金計画を立てておくことが大切です。

期間については前述の通り、全日制であれば2年、定時制であれば3年、通信制であれば2年が基本となります。

費用の目安については以下の表にまとめました。学校が国公立か私立かによっても大きく変動するため、あくまで一般的な目安として参考にしてください。

ルート期間の目安学費・費用の目安費用の特徴と備考
全日制(2年課程)2年間約100万〜200万円昼間通学のため収入が減る分、生活費の確保も必要
定時制(2年課程)3年間約150万〜250万円3年間に分散されるが、総額は全日制と同等かやや高め
通信制(実務経験者)2年間約80万〜120万円施設設備費などが抑えられるため、最も安価に収まりやすい

これらに加えて、教科書代や実習着代、国家試験の対策模試などの諸経費が年間数万円から十数万円程度かかってきます。前項で紹介した給付金や奨学金を組み合わせることで、手出しの金額を数十万円程度にまで抑えることも十分に可能です。

6. まとめ:自分に合った方法で正看護師への扉を開こう

准看護師から正看護師になるためには、時間的にも体力的にも一定の努力が求められます。しかし、国家資格を取得することで得られる「給料のアップ」「業務の裁量の拡大」、そして「今後のキャリアにおける選択肢の増加」は、その苦労を補って余りある一生モノの財産となります。

働きながら目指す場合は、定時制や通信制といったライフスタイルに合わせたルートを選択し、職場の理解を得ながら計画的に進めることが成功の秘訣です。また、専門実践教育訓練給付金や病院の奨学金制度を積極的に活用し、金銭的な不安を取り除くことも忘れないでください。

現在、准看護師として培ってきた現場での豊かな経験は、正看護師になった後も必ずあなたの大きな武器となります。決して遅すぎることはありません。ご自身の現状に最も適したルートを見つけ、正看護師という新たなステージへ向かって、ぜひ自信を持って一歩を踏み出してください。

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この記事の著者

転職ノウハウなら!ジョブジョブ編集部

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