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【2026年最新】介護職が使える給付金・補助金完全ガイド|資格取得・再就職のお金支援まとめ

【2026年最新】介護職が使える給付金・補助金完全ガイド|資格取得・再就職のお金支援まとめ

介護職として働く方や、これから介護業界へチャレンジする方にとって、資格取得や再就職にかかる費用は悩みの種になりがちです。しかし、国や自治体には介護職のキャリアアップや定着を支援するための手厚い給付金・補助金制度が多数用意されています。

本記事では、2026年現在で利用できる介護職向けの給付金・補助金を「資格取得」と「再就職・復職」の目的別に徹底解説します。うまく活用すれば数十万円単位の支援や、実質無料で資格取得を目指すことも可能です。ご自身の状況に合う制度を見つけて、賢くキャリアアップを目指しましょう。

1. 介護職のキャリアアップと支援制度の全体像

少子高齢化が進む日本において、介護人材の確保は極めて重要な社会的課題です。厚生労働省の推計データによると、2040年度には全国で約69万人の介護職員が不足すると予測されており、国を挙げて介護人材の育成と定着に向けた予算が組まれています。

そのため、2026年現在でも「これから介護を学ぶ人」「キャリアアップのために上位資格を取る人」「過去の経験を活かして復職する人」に対して、多種多様な経済的支援(給付金・補助金・貸付金)が提供されています。

まずは、介護系資格の取得にかかる一般的な費用相場と期間のデータを見てみましょう。

【表1:主な介護系資格の取得費用相場と期間の目安】

資格名対象者の目安取得にかかる費用の相場取得期間の目安
介護職員初任者研修未経験者・入門者50,000円〜100,000円1ヶ月〜4ヶ月
介護福祉士実務者研修初任者研修修了者・実務経験者100,000円〜200,000円2ヶ月〜6ヶ月
介護福祉士(養成施設ルート)本格的に専門職を目指す方1,000,000円〜1,500,000円1年〜2年
社会福祉士(養成施設等)相談援助の専門職を目指す方30,0000円〜1,500,000円1年〜4年

※費用や期間は受講するスクールや保有資格(免除科目の有無)によって大きく異なります。

表から分かる通り、ステップアップするにつれて数万円から百万円を超える費用が必要になります。全額を自己負担するのは難しいため、次章から紹介する「雇用保険を活用した給付金」や「自治体の制度」を積極的に活用していくことが重要です。

2. 【資格取得】スキルアップに使える給付金・補助金

働きながら、あるいは離職中に介護系の資格を取得する際に使える代表的な給付金・補助金制度を紹介します。主にハローワーク(雇用保険)の制度が中心となります。

専門実践教育訓練給付金(介護福祉士・社会福祉士など)

国家資格など、中長期的なキャリア形成に役立つ高度な資格取得を目指す場合に利用できる制度です。介護業界では「介護福祉士」や「社会福祉士」「精神保健福祉士」の養成施設での受講が対象となります。受講費用の最大70%が支給されるため、非常に強力な経済的バックアップとなります。

【表2:専門実践教育訓練給付金の概要】

項目詳細・データ
対象となる主な資格介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士など
受給条件(雇用保険加入期間)初回利用:通算2年以上
2回目以降:通算3年以上
基本の支給額受講費用の50%(年間上限40万円)を半年ごとに支給
追加の支給額資格を取得し、受講修了後1年以内に雇用保険の被保険者として就職(または在職中)した場合、追加で**20%**を支給
最大支給額(合計)合計70%(年間上限56万円)。最長3年の講座で最大168万円

さらに、受講開始時に離職中で45歳未満など一定の条件を満たす場合、生活費の支援として「教育訓練支援給付金」が基本手当(失業保険)の80%相当額で支給される特例措置もあります。これにより、生活の不安なく学業に専念することが可能です。

特定一般・一般教育訓練給付金(初任者研修・実務者研修)

介護の入門資格である「介護職員初任者研修」や、国家資格受験に必須となる「介護福祉士実務者研修」を取得する際に活用しやすいのが、特定一般および一般教育訓練給付金です。

【表3:特定一般・一般教育訓練給付金の比較表】

制度名特定一般教育訓練給付金一般教育訓練給付金
対象となる主な講座介護職員初任者研修、実務者研修など指定された一部の入門講座など
受給条件(雇用保険)加入期間1年以上(初回の場合)加入期間1年以上(初回の場合)
支給額の割合受講費用の40%受講費用の20%
支給上限額最大20万円最大10万円
事前手続きの有無必須(受講開始1ヶ月前までにハローワークでのキャリアコンサルティングが必要)不要(受講修了後に事後申請)

特に実務者研修は受講料が十数万円かかるケースが多いため、特定一般教育訓練給付金を利用して40%のキャッシュバックを受けられるのは大きなメリットです。事前の手続きが必須である点にのみ注意してください。

自治体独自の資格取得支援事業

国の雇用保険制度(ハローワーク)とは別に、各都道府県や市区町村が独自に行っている補助金制度も多数存在します。

例えば、多くの自治体で「介護職員初任者研修」や「実務者研修」の受講料を半額〜全額補助する事業を実施しています。指定の研修機関で受講し、その後その自治体内の介護事業所に一定期間(例:3ヶ月〜6ヶ月など)就労することが条件となるケースが一般的です。

雇用保険の加入期間が短くてハローワークの給付金が使えないパート・アルバイトの方や、他業種から未経験で介護業界に飛び込む方にとって、非常に利用価値の高い制度です。お住まいの自治体ホームページで「○○市 介護資格 補助金」と検索して確認することをおすすめします。

3. 【ケース別】あなたにピッタリの給付金はどれ?(活用事例)

制度が複雑でどれを使えばいいか迷う方のために、代表的な2つのケースで「どの給付金を利用し、実質負担額がいくらになるか」のシミュレーションを紹介します。

ケースA:働きながら「実務者研修」を取得したい30代パート(雇用保険加入歴3年)

現在の職場でキャリアアップを図るため、費用150,000円の実務者研修を受講する場合。

  • 利用する制度: 特定一般教育訓練給付金(40%支給)
  • 費用の計算:
    • 受講費用:150,000円
    • 給付金額:150,000円 × 40% = 60,000円
    • 実質の自己負担額:90,000円
  • ポイント: 受講開始の1ヶ月前までにハローワークで「訓練前キャリアコンサルティング」を受ける必要があります。これを忘れると給付を受けられないため、早めにスクールを決め、ハローワークへ行きましょう。

ケースB:異業種から離職し、専門学校で「介護福祉士」を目指す20代(雇用保険加入歴2年)

2年制の介護福祉士養成施設(専門学校)へ通い、国家資格を取得してから介護職へ転職する場合。学費等の総額が1,200,000円の場合。

  • 利用する制度: 専門実践教育訓練給付金(最大70%支給)
  • 費用の計算:
    • 受講費用総額:1,200,000円
    • 在学中の支給(50%):600,000円(半年ごとに15万円ずつ支給)
    • 資格取得&就職後の追加支給(20%):240,000円
    • 給付金合計:840,000円
    • 実質の自己負担額:360,000円
  • ポイント: 120万円の学費が実質36万円まで抑えられます。さらに離職中であれば、毎月の生活費として「教育訓練支援給付金(失業保険の8割相当)」を受け取りながら通学できる可能性が高く、金銭的な不安を大幅に軽減できます。

4. 【再就職・復職】介護業界への復帰・転職に使える支援金

過去に介護の仕事をしていて離職した方や、これから本格的に介護業界で就業したい方向けには、まとまったお金を借り入れでき、かつ条件を満たせば「返済が全額免除される」魅力的な貸付制度が存在します。これらは主に各都道府県の社会福祉協議会が窓口となっています。

介護職員再就職準備金貸付事業

介護職としての実務経験(おおむね1年以上)があり、介護福祉士や実務者研修、初任者研修などの資格を持つ方が、再び介護職員として就業する際に利用できる制度です。

再就職に伴う引越し費用、通勤用の自転車購入費、仕事着や靴の購入費、子供を預けるための費用など、就労準備に関する幅広い用途に使うことができます。

【表4:介護職員再就職準備金貸付事業の概要】

項目詳細
貸付金額最大 400,000円(無利子)
対象者介護職員としての実務経験が1年以上あり、関連資格を有する離職者
資金の主な使途就職の準備に必要な費用(転居費、被服費、研修参加費、保育利用料など)
返還免除の条件再就職後、指定の介護施設等で2年間継続して介護職員として従事すること

2年間働き続ければ40万円の返済が全額免除されるため、実質的な「就職お祝い金・準備金」として機能します。

介護福祉士等修学資金貸付制度

これから介護福祉士や社会福祉士の養成施設(専門学校や大学など)に入学し、資格取得を目指す方を対象とした制度です。学費の負担を大幅に軽減できます。

この制度の最大の特徴は、月額の修学資金(最大50,000円)に加え、入学準備金(最大200,000円)、就職準備金(最大200,000円)などを組み合わせて借り入れることができる点です。2年制の学校であれば、総額で160万円〜170万円程度の資金を無利子で借りることができます。

そして、卒業後に指定された県内の介護施設等で継続して5年間従事することで、この多額の資金の返還が「全額免除」されます。自己資金がない状態からでも国家資格を取得し、プロフェッショナルとしての道を歩み始めることができる強力な制度です。

ハローワークの再就職手当・就業促進定着手当

介護業界に限定された制度ではありませんが、失業保険(基本手当)を受給中の方が、給付日数を一定以上残して早期に再就職した場合に「再就職手当」がまとまった金額で支給されます。

さらに、異業種から未経験で介護業界へ転職し、前職よりも給与が下がってしまった場合、継続して6ヶ月以上雇用されることを条件に、下がった賃金分の一定割合を補填する「就業促進定着手当」を受け取ることができます。一時的な収入減の不安をカバーするセーフティネットとして活用できます。

5. 申請の手順と絶対知っておくべき3つの注意点

これらの給付金や補助金は大変有益ですが、手続きの順番や条件を間違えると1円も受け取れない事態になりかねません。申請までの基本的な流れと注意点を押さえておきましょう。

【表5:教育訓練給付金を利用する場合の基本的な申請フロー】

ステップアクション期限・タイミングの目安
1. 情報収集受講したい講座が給付金の「指定講座」か確認するスクール検討時
2. 要件確認ハローワークで自身の雇用保険加入期間・受給資格を照会する受講開始の1.5〜2ヶ月前
3. 事前手続きハローワークでキャリアコンサルティングを受け、受給資格確認申請を行う受講開始の1ヶ月前まで(必須)※一般教育訓練は不要
4. 受講・修了スクールに入校し、カリキュラムを修了する(費用は一旦自己負担で払う)受講期間中
5. 支給申請修了証明書などを持参し、ハローワークで支給申請を行う受講修了の翌日から1ヶ月以内

上記を踏まえ、以下の3点に特に注意してください。

  1. 必ず「受講前」「就業前」に手続きの要否を確認する専門実践教育訓練や特定一般教育訓練は、事前手続き(受講開始の1ヶ月前まで)が法律で義務付けられています。受講を申し込んだ後や、お金を払った後では手遅れになるケースが大半です。
  2. 貸付金の返還免除「条件」を細かく確認する社会福祉協議会の貸付金において返還免除を受けるには、「指定された施設での業務であること」「週の労働時間(例:週20時間以上や常勤換算など)」「継続期間」が厳密に定められています。自己都合で短期間で退職したり、対象外の職種(事務員など)に異動になると、一括または分割での返済を求められるリスクがあります。
  3. 制度の「併用」ができるか事前に確認する例えば、ハローワークの「教育訓練給付金」と、自治体独自の「受講費用補助金」を両方満額でもらうことはできない(差額のみ支給、あるいはどちらか一方のみ)規定になっていることが多くあります。一番自己負担が少なくなる制度の組み合わせはどれか、事前に窓口で相談することが重要です。

6. よくある質問(FAQ)

給付金や補助金に関するよくある疑問をまとめました。

Q. 途中でスクールを退学したり、試験に不合格だった場合、給付金はどうなりますか?

A. 教育訓練給付金は原則として「指定期間内に修了すること」が要件です。途中で退学した場合は支給されません。また、専門実践教育訓練の場合、修了すれば50%は支給されますが、国家試験に不合格となり就職の要件を満たせない場合、追加の20%は支給されません。

Q. パートやアルバイトでも雇用保険の制度は使えますか?

A. 週の所定労働時間が20時間以上で、31日以上の雇用見込みがあり、雇用保険に加入していればパートやアルバイトでも対象になります。加入期間が1年(または2年)を満たしているか、ハローワークで確認しましょう。

Q. 現在離職中ですが、過去の雇用保険の履歴は使えますか?

A. 離職日から受講開始日までの期間が「1年以内(妊娠・出産・疾病などの理由で延長手続きをした場合は最大20年以内)」であれば、過去の雇用保険加入期間を通算して給付金を利用することが可能です。

7. まとめ:給付金・補助金を活用して理想のキャリアを

2026年現在、介護職を取り巻くお金の支援制度は過去に類を見ないほど充実しています。資格を持たない未経験者から、国家資格を目指すベテラン、そして業界に復帰したい離職者まで、あらゆるフェーズで活用できるセーフティネットが用意されています。

「お金がかかるから」という理由でキャリアアップや転職を諦める必要はありません。まずはご自身の状況(雇用保険の加入期間、離職中か在職中か、目指す資格)を整理し、最寄りのハローワークや社会福祉協議会、お住まいの自治体ホームページをチェックしてみてください。適切な制度を活用し、金銭的な不安なく、理想の介護キャリアへの第一歩を踏み出しましょう。

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この記事の著者

転職ノウハウなら!ジョブジョブ編集部

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