ジョブジョブ 転職ノウハウ

【2026年最新】介護職の離職率は本当に高い?辞めたい理由TOP3とホワイト職場を見極める離職率の調べ方

【2026年最新】介護職の離職率は本当に高い?辞めたい理由TOP3とホワイト職場を見極める離職率の調べ方

「介護職は離職率が高くてブラックな現場ばかり…」そんなイメージをお持ちではないでしょうか?確かに過去には離職率が非常に高い時期もありましたが、近年のデータを見ると業界全体の状況は大きく変化しています。

しかし、依然として「人間関係」や「労働環境」に悩み、志半ばで辞めてしまう人が絶えないのも事実です。介護業界で長く快適に働き続けるためには、業界の実態を正しく知ったうえで、「ホワイトな事業所」を自力で見極める知識が欠かせません。

この記事では、公的データを基にした介護職のリアルな離職率、現場で働く人が辞めたいと感じる理由TOP3、そして転職時・入社前に使える「ホワイト職場を見極める離職率の調べ方」を徹底解説します。

ジョブジョブなら介護職/ヘルパーを完全無料で即採用

【結論】介護職の離職率は本当に高い?最新データで検証 湘南国際アカデミー

「介護職=離職率が高くてすぐ人が辞める」という世間のイメージは、実は過去のデータに基づいている可能性があります。政府や公的機関が発表している最新データを見てみましょう。

全産業平均との比較:介護職の離職率は平均以下まで改善

公益財団法人介護労働安定センターおよび厚生労働省の調査によると、近年の介護職員の離職率は改善傾向にあります。

区分離職率(最新データ)
全産業平均(労働者全体)14.2%
介護職員(全般)12.4%
└ 男性介護職員13.6%
└ 女性介護職員12.7%

出典:厚生労働省「雇用動向調査」、公益財団法人介護労働安定センター「介護労働実態調査」をもとに作成

データから分かる通り、現在の介護職の離職率は約12.4%前後となっており、全産業平均の14.2%を下回っています。国の処遇改善施策や働き方改革の推進により、業界全体としては「以前よりも定着しやすい環境」へとシフトしつつあるのが実情です。

施設タイプ・サービス形態による離職率の違い

「業界全体の離職率が下がっている」とはいえ、すべての事業所が働きやすいわけではありません。施設の種類(サービス形態)によっても離職率にはばらつきが存在します。

施設タイプ・サービス形態離職率の目安特徴・離職率に影響する要因
小規模多機能型居宅介護11.0%地域密着型で比較的アットホーム。夜勤頻度も安定しやすい。
訪問介護事業所11.8%直行直帰が多く、人間関係の摩擦が少ない傾向。
特別養護老人ホーム(特養)12.3%人員基準が手厚く比較的安定しているが、身体負担はある。
介護老人保健施設(老健)13.6%リハビリ主体の施設。多職種連携が多くコミュニケーションが重要。
有料老人ホーム(特定施設)15.1%接遇マナーの要求度が高く、民間経営ゆえに勤務シフトが過酷な場合も。

出典:公益財団法人 介護労働安定センター「介護労働実態調査結果」をもとに作成

訪問介護や小規模事業所、特養などは離職率が低めである一方、有料老人ホームなどの民間参入が多い形態では、接遇の厳しさやシフトの変則性から離職率がやや高くなる傾向が見られます。

介護職を「辞めたい」と感じる理由TOP3

「離職率が低くなってきた」とはいえ、現場を去る人がゼロになったわけではありません。介護職の経験者が実際に退職や転職を決意する最大の原因は何なのでしょうか。調査データに基づく上位3つの理由を解説します。

理由1位:職場の人間関係・チームワークの不仲 豊中市介護保険事業者連絡会

どの意識調査でも圧倒的1位に挙がるのが「職場での人間関係の悩み」です。

介護仕事は単独作業ではなく、常に複数のスタッフで連携して利用者をケアする「チームプレイ」です。特に以下のような環境では人間関係が悪化しやすくなります。

  • ベテラン職員の独自のルール(お局文化)が強く、新入社員を受け入れない
  • 2人きりで行う夜勤帯で、相性の悪い相手と長時間一緒に過ごさなければならない
  • 忙しすぎてコミュニケーションが不足し、報告・連絡・相談(ホウレンソウ)が滞る

教育体制やマニュアルが不十分な職場ほど「自己流」の指導が増え、指導者と新人間のすれ違いから人間関係のトラブルに発展しやすくなります。

理由2位:人手不足による身体的・精神的負担

理由の第2位は、腰痛などの身体的不調や、シフトの厳しさからくる精神的な疲労です。

介護現場では、利用者の移乗介助(ベッドから車椅子への移動など)や入浴介助など、体に大きな負担がかかる動作が日常的に発生します。人手不足に陥っている事業所では、以下のような不満が溜まりがちです。

  • 人手が足りず、1人あたりの受け持ち利用者数が限界を超えている
  • ワンオペ夜勤や連勤が続き、十分な休日が取れない
  • 突発的な欠勤が出た際、残業や休日出勤でカバーせざるを得ない

身体的な限界を感じて「長く働き続けるのは難しい」と判断し、離職を選択するケースが多く見られます。

理由3位:給料・待遇や評価制度への不満

第3位は、労力に見合った給与が得られていないと感じることや、人事評価に対する不満です。

国による「介護職員等ベースアップ等支援加算」などの制度推進により、業界全体の給与水準は年々底上げされています。しかし、個々の事業所によっては以下のような問題が放置されていることがあります。

  • 処遇改善加算を取得しているものの、手当として職員に十分還元されていない
  • どれだけスキルアップ(介護福祉士などの資格取得)をしても昇料額が少ない
  • 評価基準が曖昧で、上司のお気に入りばかりが優遇される

将来的なキャリアパスや収入アップのビジョンが描けないことが、転職を促す強い要因となっています。

ブラックな職場を回避!ホワイト職場を見極める離職率の調べ方5選

求人票にどれだけ「アットホームで働きやすい職場です」と書かれていても、うのみにしてはいけません。入社後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、個人でも実践できる「離職率・定着率の調べ方」を5つ紹介します。

①「介護サービス情報公表システム」を活用する

国(厚生労働省)が運営している公式データベース「介護サービス情報公表システム」を利用すれば、全国の介護事業所の詳細情報を無料で調べることができます。

検索手順は非常にシンプルです。

  1. 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」にアクセス
  2. 目的の都道府県・市区町村を選択し、事業所名を入力して検索
  3. 「事業所の詳細情報」を開き、「従業者の状況」タブをチェック

ここには法律に基づいた公式データが記載されており、具体的に以下の数値を確認できます。

  • 前年度の退職者数・採用者数(ここから正確な離職率が計算可能)
  • 勤務年数別のスタッフ割合(勤続年数5年以上のベテランがどれくらいいるか)
  • 介護福祉士などの有資格者比率

「過去1年間の退職者数が採用者数を大幅に上回っている」「勤務年数1年未満のスタッフが7割以上を占めている」といった事業所は、離職率が高く定着しにくい環境である可能性が高いといえます。

② ハローワークの求人票・事業所情報を細かくチェックする

ハローワークで出されている求人票には、Web上の求人サイトには掲載されていない「詳細情報」が記載されています。

特に注目すべきポイントは以下の2点です。

  • 「事業所登録シート」の定着率データ:ハローワーク窓口で閲覧できる資料には、前年度の採用者数と離職者数が直接記載されている場合があります。
  • 求人の掲載頻度:同じ事業所が「年中無休で常に求人を出し続けている」場合、採用してもすぐに辞めてしまう大量離職・大量採用のループに陥っている懸念があります。

③ 転職エージェント(アドバイザー)に内部データを聞く

介護専門の転職エージェント(人材紹介会社)を活用するのも非常に有効です。

転職エージェントの担当アドバイザーは、過去にその事業所へ紹介した求職者の離職率や退職理由、さらには「実際の残業時間」「現場の人間関係」といった内部情報を把握しています。

面談時に以下のように直接質問してみましょう。

  • 「この施設から過去1年で離職した方の主な退職理由は何ですか?」
  • 「こちらの事業所の平均勤続年数はどれくらいですか?」

信頼できるエージェントであれば、ネガティブな情報も含めて客観的なデータを提供してくれます。

④ 面接時の「逆質問」で現場の定着度を探る

面接の最後によくある「何か質問はありますか?」という逆質問の時間を使い、角を立てずに現場の離職状況を探ることができます。

直接「離職率はいくらですか?」と聞くと警戒されるため、以下のように質問の仕方を工夫するのがコツです。

  • 良い質問例1:「現在現場で活躍されているスタッフの方々の、平均勤続年数はどのくらいでしょうか?」
  • 良い質問例2:「入社後、未経験からスタートして長期間続けられている方はどのような働き方をされていますか?」
  • 良い質問例3:「今回募集されているポジションは、事業拡大(増員)によるものでしょうか、それとも欠員補充でしょうか?」

面接官が具体的な数値をぼやかしたり、急に歯切れが悪くなったりした場合は、離職率が高いことを隠そうとしている可能性があります。

⑤ 施設見学でスタッフの表情や雰囲気を観察する

可能であれば、面接の前後に「施設見学」を申し入れましょう。実際の現場を見ることで、データだけでは分からない「空気感」を感じ取ることができます。

見学時にチェックすべきチェックリストは以下の通りです。

  • スタッフ同士の挨拶:すれ違う際、笑顔で自然に挨拶が交わされているか
  • ナースコールの鳴り響き:ナースコールが鳴りっぱなしで放置されていないか(極度な人手不足のサイン)
  • 掲示物の状態:スタッフ向けの連絡事項や利用者の目標などが整理されているか(職場環境の乱れは心の乱れ)
  • 利用者の表情:利用者が穏やかに過ごせているか(現場のゆとりを反映する鏡)

離職率が低い「ホワイトな介護現場」に共通する3つの特徴

離職率が低く、スタッフが生き生きと長く働いている「ホワイト事業所」には、どのような特徴があるのでしょうか。共通する3つの要素を解説します。

1. 処遇改善加算をしっかり取得・還元している

介護業界には、国の補助金制度である「介護職員等加算(旧:処遇改善加算)」が存在します。

ホワイトな事業所では、最も支給額が大きい上位の加算区分を取得しており、さらにそれを基本給のベースアップや一時金(ボーナス)として透明性高くスタッフに還元しています。求人票の給与内訳で「基本給」が極端に低く設定されていないかを確認することが大切です。

2. 研修・OJT制度が整っており未経験者を孤立させない

離職率の低い職場は、新人教育を「現場任せ」にしません。

  • マンツーマンで指導係がつく「プリセプター制度」の導入
  • 明確なマニュアルとステップアップ計画表の用意
  • 定期的な面談による悩みのフォロー体制

教育制度が仕組み化されている職場では、未経験者やブランクがある人でも安心して業務を覚えることができ、人間関係の摩擦も起きにくくなります。

3. ICT化(介護記録アプリ・見守りセンサー)が進んでいる

最新のテクノロジーを積極的に導入している事業所は、業務効率化とスタッフの負担軽減に本気で取り組んでいる証拠です。

  • 介護記録のタブレット化:手書き書類の手間を減らし、残業時間を大幅削減
  • 見守りセンサーの導入:夜勤帯の訪室回数を減らし、精神的緊張を緩和
  • 移乗サポート機器(リフトなど):腰痛の発症を防ぎ、長く働ける身体的環境を整備

こうした設備投資ができる事業所は資金力・経営体力も安定しているため、安心して長く勤めることができます。

まとめ:正しい情報と調べ方で自分に合った職場を選ぼう

「介護職はどこもブラックで離職率が高い」というのは、すでに過去の思い込みになりつつあります。業界全体としては離職率が低下傾向にあり、全産業の平均値を下回る水準まで改善が進んでいます。

ただし、施設形態や個別の事業所によって環境に大きな格差があるのは事実です。

  1. 「介護サービス情報公表システム」で公的データを確認する
  2. 転職エージェントや面接での逆質問で内部事情を探る
  3. 施設見学で実際の現場の雰囲気やICT導入状況を確かめる

これらのステップを実践することで、離職率の低い「ホワイトな介護現場」に巡り会える可能性は飛躍的に高まります。ぜひ本記事で紹介した調べ方を活用し、あなたが安心して自分らしく働ける理想の職場を見つけてください。

ジョブジョブなら介護職/ヘルパーを完全無料で即採用

なるほど!と思ったらシェアしよう!

この記事の著者

転職ノウハウなら!ジョブジョブ編集部

「転職ノウハウなら!ジョブジョブ編集部」は、医療、介護、保育の求人サイト「ジョブジョブ」の運営メンバーによる記事編集部門です。医療・介護・保育・福祉・美容・ヘルスケアの仕事に関わる方に向けた、今後のキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。

あわせて読みたい記事

おすすめの新着求人