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病院・診療所・歯医者・薬局・介護施設・保育所・美容室の数を完全比較!全国で最も多い施設とは?

病院・診療所・歯医者・薬局・介護施設・保育所・美容室の数を完全比較!全国で最も多い施設とは?

「街を歩いていると、歯医者と薬局ばかり目に入る気がする」「美容室ってコンビニより多いって本当?」など、身近にある施設の数について疑問を持ったことはありませんか?

私たちの生活を支える医療・福祉・インフラ施設は、日本全国に膨大な数が存在します。しかし、それぞれの施設が具体的に全国でいくつあるのか、どれが最も多いのかを正確に把握している人は多くありません。

本記事では、厚生労働省や経済産業省などの最新公的統計データをベースに、「病院」「一般診療所」「歯科診療所(歯医者)」「薬局」「介護事業所・施設」「保育所」「美容室」の7大施設の全国施設数を徹底リサーチ&比較しました。

「どの施設が一番多いのか」「コンビニ(約5万5,000店舗)と比べてどうなのか」といった疑問を、グラフや詳細な比較表とともに分かりやすく解説します。

結論:一番多い施設はどこ?全国施設数ランキング

まずは結論からお伝えします。今回調査した7つの施設(+比較対象のコンビニ)の中で、全国で最も数が多かったのは「美容室」です。次いで「介護事業所・施設」「一般診療所」と続きます。

順位施設・業種区分全国施設数(概数)
1位美容室約270,000 施設
2位介護施設約250,000 施設
3位一般診療所約105,000 施設
4位歯科診療所約67,000 施設
5位薬局約62,000 施設
6位(参考) コンビニ約55,000 店舗
7位保育所等約39,000 施設
8位病院約8,100 施設

「コンビニより歯医者の方が多い」という噂は有名ですが、データを見ると歯科診療所だけでなく、一般診療所や薬局、美容室、介護施設もすべてコンビニの店舗数を上回っていることが分かります。

【比較データ】7大施設 vs コンビニの全国店舗数一覧

厚生労働省の「医療施設動態調査」「衛生行政報告例」、経済産業省の「経済センサス」、日本フランチャイズチェーン協会の最新統計等を基に作成した比較データ一覧です。

施設・業種区分全国施設数(概数)コンビニ倍率(約5.5万店基準)主な所管省庁・根拠データ
美容室(美容業)約270,000 施設約4.9倍厚生労働省「衛生行政報告例」
介護事業所・施設総数約250,000 施設約4.5倍厚生労働省「介護サービス施設・事業所調査」
一般診療所(医科)約105,000 施設約1.9倍厚生労働省「医療施設動態調査」
歯科診療所(歯医者)約67,000 施設約1.2倍厚生労働省「医療施設動態調査」
薬局約62,000 施設約1.1倍厚生労働省「衛生行政報告例」
(参考) コンビニエンスストア約55,000 店舗1.0倍日本フランチャイズチェーン協会
保育所・認定こども園等約39,000 施設約0.7倍こども家庭庁「保育所等関連状況取りまとめ」
病院(20床以上)約8,100 施設約0.1倍厚生労働省「医療施設動態調査」

この一覧表から分かるとおり、美容室は全国のコンビニの約5倍という圧倒的な数が存在します。医療・福祉・インフラに関わる施設は、私たちが普段目にするコンビニエンスストアよりも遥かに密度高く配置されているのが日本の現状です。

【医療分野】病院・一般診療所・歯科診療所の数を分析

医療分野の3施設(病院・一般診療所・歯科診療所)について、詳細な数字と役割の違いを見ていきましょう。

① 病院(約8,100施設)

医療法において「20床(20人)以上の入院設備を持つ医療機関」と定義されるのが病院です。

全国の病院数は約8,100施設となっており、今回の比較の中では最も少ない数値です。病院はさらに「一般病院」「精神科病院」「療養病床を有する病院」などに分類されますが、近年は医療費の適正化や病床機能の集約化に伴い、施設数自体は微減傾向にあります。

大病院への患者集中を防ぐため、国は「初期診療はクリニック、高度医療は病院」という機能分担を推進しています。

② 一般診療所(医科クリニック)(約10万5,000施設)

「〇〇内科」「〇〇皮膚科」など、無床または19床以下の入院設備を持つ街のクリニックが一般診療所です。

全国には約10万5,000施設存在し、コンビニの約2倍の規模を誇ります。内科、小児科、整形外科など専門科目が多岐にわたるため、住宅街から駅前まで広範囲に設置されています。高齢化に伴う在宅医療需要の高まりもあり、オンライン診療に対応するクリニックや、在宅支援診療所の登録数が増加傾向にあります。

③ 歯科診療所(歯医者)(約6万7,000施設)

「歯医者はコンビニより多い」と言われる象徴的な存在です。

実際のデータでも約6万7,000施設と、コンビニ(約5万5,000店)を大きく上回っています。歯科診療所は個人開業が容易であった時期が長く、都市部を中心に過密化が進みました。近年は予防歯科へのシフトや、審美歯科・インプラントなど自費診療を取り入れる経営多角化が進んでいます。

【生活・福祉分野】薬局・介護施設・保育所・美容室の数を分析

続いて、日常の暮らしや介護・子育てに直結する4つの施設について解説します。

④ 薬局(約6万2,000施設)

処方箋に基づいて調剤を行う「調剤薬局」を中心とした薬局の数は、全国で約6万2,000施設です。

1990年代以降、国が推進した「医薬分業(医師が処方箋を出し、薬剤師が調剤する仕組み)」により、病院やクリニックの門前に薬局が急増しました。近年では、ドラッグストア併設型の調剤薬局や、24時間対応・在宅訪問に対応する「健康サポート薬局」の整備が進んでいます。

⑤ 介護事業所・施設(約25万施設)

介護保険制度に基づくサービスを提供する事業所および施設(訪問介護、デイサービス、特別養護老人ホーム、グループホームなど)の総数は、全国で約25万施設に達します。

単体の「建物」としてではなく「指定事業所単位」のデータですが、超高齢社会となった日本において、最も高い伸び率を示している分野です。特にお年寄りが日帰りで通う「通所介護(デイサービス)」や、自宅にヘルパーが訪問する「訪問介護事業所」の数が大半を占めています。

⑥ 保育所・認定こども園(約3万9,000施設)

認可保育所、認可外保育施設、認定こども園などを合わせた未就学児向けの保育施設数は約3万9,000施設です。

待機児童問題の解消に向けて政府や自治体が整備を進めた結果、施設数は増加しました。しかし、足元では急速な少子化が進行しており、地域によっては定員割れを起こす施設が出始めるなど、需要と供給のミスマッチが新たな課題となっています。

⑦ 美容室(約27万施設)

今回調べた施設の中でダントツの1位となったのが美容室(美容業開設施設)で、全国に約27万施設存在します。

これはコンビニの約5倍、信号機(全国約20万基)よりも多い数字です。理容室(約11万施設)と合わせると、理美容業界全体で38万施設を超える巨大市場となっています。

なぜ美容室や介護施設はこんなに多いのか?激増の背景

特定分野の施設がここまで多くなった背景には、社会構造の変化と経済的な理由が存在します。特に数の多い「美容室」と「介護施設」の背景を紐解きます。

美容室が多い理由:小規模開業の容易さと高い独立志向

美容室が27万施設まで増えた主な要因は以下の通りです。

  • セットサロンや面貸しスタイルの増加:大規模な設備投資を必要としない、1人〜数人で開業できるサロンが増加しました。
  • 美容師免許取得者の独立志向:スタイリストとして経験を積んだ後、自身の店舗を持つ独立ハードルが他業種に比べて低い傾向があります。
  • 廃業率と新規開店率の高さ:美容業界は参入障壁が低い反面、競争が激しいため年間数千店舗が入れ替わる高代謝な業界構造になっています。

介護施設が多い理由:急速な高齢化とサービス多様化

介護関連事業所が25万施設にのぼる理由は、需要の急増と制度改正にあります。

  • 2000年の介護保険制度創設:民間企業が介護ビジネスへ参入可能になり、民間デイサービスや有料老人ホームが一気に拡大しました。
  • 小規模多機能型の普及:大規模な施設だけでなく、地域密着型の小規模型事業所(訪問・通所・小規模多機能など)が全国の各中学校区単位で整備されました。

地域による施設数の偏り・今後の推移予測

全国の合計数だけでなく、人口10万人あたりの施設数や今後の動向についても押さえておく必要があります。

人口10万人あたりの施設密度

  • 都市部(東京・大阪など):一般診療所、薬局、美容室が極めて過密に存在します。特に駅周辺や商業ビル内への集中が顕著です。
  • 地方部:人口あたりの歯科診療所や美容室の数は高水準を維持しているものの、医師不足や経営者の高齢化に伴い、地方の病院や診療所の統廃合が進んでいます。

今後の推移予測(2030年代に向けて)

  1. 医療・薬局:地域医療構想に基づき、病院の病床再編や診療所の集約が進行。また、ドラッグストアによる調剤薬局の併合が進み、個人薬局の淘汰・再編が進みます。
  2. 介護施設:2040年の高齢者人口ピークに向けて需要は底堅いものの、介護人材不足による事業所の倒産や大手グループへのM&Aが加速します。
  3. 美容室・保育所:人口減少と少子化の影響をダイレクトに受けるため、供給過多に陥っているエリアから段階的に施設数が減少に転じると予想されます。

まとめ:この記事のポイント

最後に、今回リサーチした施設数比較の重要ポイントをまとめます。

  • 最も数が多い施設は「美容室」:全国約27万施設存在し、コンビニ(約5.5万店)の約5倍にあたる。
  • 「コンビニより多い」は真実:美容室だけでなく、介護施設(約25万)、一般診療所(約10.5万)、歯科診療所(約6.7万)、薬局(約6.2万)はいずれもコンビニより多い。
  • 最も数が少ないのは「病院」:20床以上の入院設備を持つ病院は全国で約8,100施設にとどまる。
  • 増加の背景には社会変化:高齢化に伴う介護施設の急増、働き方の多様化や独立の容易さによる美容室の多店舗化など、社会需要を反映している。
  • 今後は淘汰と再編の時代へ:少子高齢化や人手不足の影響により、今後は多くの分野で大規模化・集約化(M&A)が進む見込み。

身近にある街の施設も、数字で比較してみると日本の社会構造や課題がはっきりと見えてきます。普段使っているクリニックや薬局、美容室がどのようなバランスで街に配置されているのか、ぜひ注目してみてください。

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この記事の著者

転職ノウハウなら!ジョブジョブ編集部

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