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デイサービスの給料は安い?平均年収・他施設比較と夜勤なしで稼ぐ方法

デイサービスの給料は安い?平均年収・他施設比較と夜勤なしで稼ぐ方法

「デイサービスで働いているけれど、毎月の給料が安くて将来が不安……」

「これからデイサービスへの転職を考えているが、他施設と比べて年収はどれくらい下がるのだろう?」

日勤のみで働きやすいイメージがあるデイサービス(通所介護)ですが、いざ働くとなると「給料の安さ」に悩む介護職の方は少なくありません。実際のところ、デイサービスの給料は他の介護施設と比較してどれくらい安いのでしょうか。

結論からお伝えすると、厚生労働省の最新データにおいて、デイサービスで働く介護職員の給与は、介護職全体の平均よりもやや低い傾向にあります。しかし、それは「夜勤がない」という明確な理由があるためであり、工夫次第では夜勤なしでも年収をしっかりと上げていくことが可能です。

本記事では、厚生労働省の公的データをもとに、デイサービスのリアルな給料相場や他施設との比較を徹底解説します。さらに、夜勤なしでも確実に年収を上げるための具体的な方法を5つご紹介します。今後のキャリアプランや転職活動の参考に、ぜひ最後までお読みください。

1. デイサービスの給料・平均年収はいくら?

まずは、デイサービス(通所介護)で働く介護職の平均的な給料と年収相場について、厚生労働省の調査データを基に確認していきましょう。

デイサービスの平均給与(月給・年収)

厚生労働省が発表した「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、デイサービスで働く介護職員(常勤・月給の者)の平均給与額は以下のようになっています。

施設形態平均給与額(月額)推定平均年収
デイサービス(通所介護)294,440円約353万円
介護職員全体(全施設平均)338,200円約405万円

※推定平均年収は「月額給与×12ヶ月」で単純計算した目安です。ボーナスや一時金が月額に含まれている場合と別途支給される場合で実際の総額は変動します。

表を見ると分かる通り、デイサービスの平均月給は約29.4万円となっており、全施設平均の約33.8万円と比較すると、月に約4.3万円ほど低い水準です。年間を通すと約50万円近い差が生じます。

正社員(常勤)とパート(非常勤)の給料比較

デイサービスでは、パートやアルバイトとして働く非常勤スタッフも多数活躍しています。雇用形態による給料の差はどれくらいあるのでしょうか。

雇用形態平均給与額(月額)月の実労働時間
常勤(正社員)294,440円約164時間
非常勤(パート)約210,000円前後約104時間

非常勤の場合は時給制で働くことが多いため、労働時間に比例して収入が変動します。デイサービスは「週3日、1日4時間だけ」といった柔軟な働き方ができるため、扶養内で働きたい主婦(主夫)層から非常に人気のある職場です。しかし、フルタイムで生計を立てることを目的とするならば、やはり常勤(正社員)を目指すのが基本となります。

2. デイサービスの給料が他施設より「安い」と言われる2つの理由

デイサービスの給料は、なぜ介護業界全体の平均よりも低くなっているのでしょうか。それには主に2つの明確な理由があります。

理由①:他の介護施設(特養・老健など)との比較と夜勤の有無

最も大きな理由は「夜勤手当の有無」です。デイサービスは基本的に日中のみの営業であるため、夜勤が存在しません(一部のお泊りデイを除く)。以下の表で、他の主要な介護施設との給料を比較してみましょう。

施設・サービス種類平均給与額(月額)デイサービスとの差額夜勤の有無
介護老人福祉施設(特養)360,540円+約66,000円あり
介護老人保健施設(老健)352,500円+約58,000円あり
訪問介護324,830円+約30,000円基本なし(一部あり)
小規模多機能型居宅介護305,220円+約11,000円あり
通所介護(デイサービス)294,440円基準なし

特養や老健といった入所型施設では、1回あたり5,000円〜8,000円程度の夜勤手当が支給されます。月に5回夜勤に入れば、それだけで2.5万円〜4万円の収入アップに直結します。デイサービスの給料が約4万円低いというのは、まさにこの「夜勤手当の差」がそのまま表れていると言っても過言ではありません。

理由②:営業時間が日中のみで残業が少ない

デイサービスは、利用者が施設に滞在する時間が決められています(例:午前9時から午後16時まで等)。利用者が帰宅した後は、清掃や記録業務、翌日のレクリエーション準備などを行いますが、業務時間が読みやすいため、突発的な残業が発生しにくい傾向にあります。

残業が少ないことはプライベートを充実させる上では大きなメリットですが、残業代で稼ぐことができないため、結果として月々の総支給額は抑えられがちになります。

3. 【職種・資格別】デイサービスの給料相場と手当の目安

デイサービス内で給料を上げるためには「資格」が非常に重要な要素となります。保有している資格によって、基本給や資格手当に大きな差が生じます。

保有資格・職種平均的な月収相場資格手当の目安(月額)業務内容の期待値
無資格約23万円〜25万円0円基本的な身体介護・レクリエーション補助
介護職員初任者研修約26万円〜28万円3,000円〜5,000円身体介護全般・送迎業務など
実務者研修約28万円〜30万円5,000円〜10,000円より専門的なケア・初任者研修の指導
介護福祉士(国家資格)約31万円〜33万円10,000円〜20,000円現場のリーダー業務・フロアまとめ役
生活相談員(社会福祉士等)約32万円〜35万円15,000円〜30,000円利用者・家族との相談業務、ケアマネとの連携
管理職(施設長)約35万円〜40万円以上役職手当として支給施設全体の運営管理・収支管理・スタッフ育成

無資格から初任者研修を取得するだけでも給料はアップしますが、最も劇的な変化があるのは「介護福祉士」の取得です。介護福祉士を取得すると、国が定めている「特定処遇改善加算」において手厚い配分を受けやすくなるため、デイサービスであっても年収400万円以上を目指す土台が完成します。

4. デイサービスで夜勤なしでも年収・給料を上げる5つの方法

「夜勤はしたくない。でも給料はもっと欲しい」

そんな願いを叶えるために、デイサービスに勤務しながら年収をアップさせる5つの現実的なアプローチを解説します。

1. 上位資格(介護福祉士・ケアマネなど)を取得する

前述の通り、資格手当は毎月確実に支給される固定給の一部です。まずは無資格の方は「初任者研修」、次に「実務者研修」、そして実務経験を3年積んで「介護福祉士」の取得を目指しましょう。

さらに、介護福祉士取得後に実務経験を5年積めば、「介護支援専門員(ケアマネジャー)」の受験資格が得られます。資格を持っていれば、デイサービス併設の居宅介護支援事業所での兼務や、より高待遇なポジションへの道が開けます。

2. 管理職(施設長)や生活相談員へキャリアアップする

現場の介護スタッフとして働き続けるだけでなく、キャリアアップを目指すことで年収は大幅に跳ね上がります。

小規模なデイサービスであれば、現場のリーダーを経て施設長(管理者)に抜擢されるケースも珍しくありません。管理職になれば、役職手当が月に3万円〜5万円程度つくことが多く、年収ベースで400万円〜450万円以上を目指すことが可能です。また、社会福祉士や社会福祉主事任用資格、介護福祉士(※自治体の要件による)を持っていれば、生活相談員としての業務に就くことで給与ベースを引き上げることができます。

3. 「処遇改善加算」をフル取得している施設へ転職する

同じデイサービスでも、事業所によって給料に大きな差が出る最大の理由が「介護職員等処遇改善加算」の取得状況です。

2024年(令和6年)6月からは従来の加算が一本化され「介護職員等処遇改善加算」という新制度に移行しました。上位の加算区分(旧加算でいう特定処遇改善加算やベースアップ等支援加算の要件を満たしているレベル)を取得している事業所は、国からの交付金をスタッフの給与に還元しているため、基本給や一時金が高く設定されています。転職の際は、求人票で「処遇改善加算取得(上位区分)」と明記されているかを必ずチェックしましょう。

4. 規模が大きい法人や、独自の手当がある施設を選ぶ

全国展開している大手企業や、複数の施設を運営している大規模な法人が運営するデイサービスは、以下のような理由から給料が高い傾向にあります。

  • 資金力があり、賞与(ボーナス)が安定して支給される(年間3ヶ月分以上など)
  • 評価制度が整っており、定期昇給が保証されている
  • 住宅手当、家族手当、送迎手当(運転手当)などの福利厚生が充実している

特にデイサービスでは送迎業務が必須となるため、「送迎車の運転ができること」に対して月に数千円〜1万円程度の送迎手当を支給する事業所もあります。

5. 勤続年数を伸ばして定期昇給を狙う

給与を上げる王道は、同じ事業所で長く働き続けることです。令和6年度の調査でも、勤続年数「1〜4年」の職員と「10年以上」の職員では、平均月給に数万円の差、年収にして50万円以上の差が出ているというデータがあります。

ただし、昇給制度が機能していないブラックな事業所では何年働いても給料は上がりません。人事評価制度と給与テーブルが明確に連動している事業所で長く働くことが鉄則です。

5. 給料が安くてもデイサービスで働く3つのメリット

ここまで「給料を上げる方法」にフォーカスしてきましたが、デイサービスでの勤務には、お金には代えがたい大きなメリットが存在します。

  1. ワークライフバランスが抜群に良い夜勤がなく、日曜・祝日が定休日の事業所が多いため、家族や友人と予定を合わせやすく、プライベートを大切にできます。子育て中の親御さんにとっては最高の環境です。
  2. 身体的負担が比較的少ない利用者は要支援〜要介護度が比較的低い方が多く、自立して歩行できる方も多数います。特養などのように重度の身体介護や深夜の体位変換がないため、腰痛などのリスクを抑えながら長く働き続けることができます。
  3. コミュニケーションを楽しめるレクリエーションやイベントを通じて、利用者と楽しくコミュニケーションを取りながら「その人らしい生活」をサポートできるため、介護職としてのやりがいをダイレクトに感じやすい職場です。

この記事のポイント

  • デイサービスの平均月給は約29.4万円(推定年収350万円前後)。全介護職平均より約4万円低い水準である。
  • 給料が他施設より安い最大の理由は、夜勤がないことによる「夜勤手当」がつかないためである。
  • 夜勤なしでも年収を上げるには、「介護福祉士」など上位資格の取得や、生活相談員・管理職へのキャリアアップが最も近道である。
  • 事業所選びの際は、「処遇改善加算の上位区分」を取得しているか、大手・規模が大きい法人かをチェックすることが重要。
  • 給料面での課題はあるものの、日勤のみで残業が少なく、身体的負担も軽いため、長期的に働きやすいという大きな魅力がある。

デイサービスは「働きやすさ」に特化した魅力的な職場です。資格取得や施設選びといった正しい戦略を持てば、夜勤なしでも安定した収入を得ることは十分に可能です。ぜひ本記事を参考に、ご自身の理想の働き方と収入を実現させてください。

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この記事の著者

転職ノウハウなら!ジョブジョブ編集部

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