【完全版】看護師の採用方法|応募を増やし採用成功率を高める最新戦略
看護師の採用は、年々難易度が上がっています。慢性的な看護師不足は、医療業界全体の大きな課題です。どの病院・クリニック・介護施設でも「求人を出しても応募が来ない」「内定辞退が多い」「...
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看護師不足が深刻化し続ける現在、医療機関にとって「看護師の採用」は最重要課題の1つとなっています。しかし、採用難によって、看護師1名を採用するためのコストが年々上昇していることをご存じでしょうか。
「求人広告を出しても応募が来ない」
「紹介会社経由だと費用が高すぎる」
「採用してもすぐ辞めてしまい、採用コストが回収できない」
こうした課題は多くの病院・施設が抱えています。
本記事では、看護師採用コストの相場・内訳・媒体別費用・紹介会社の仕組み・採用単価の下げ方などを徹底解説します。
医療機関の採用担当者の方が、ムダなコストを削り、最も効率的な採用を実現できるようにまとめました。
目次
看護師採用コストとは、看護師1名を採用するために医療機関が支払う総費用を指します。
多くの施設では「求人広告費」「紹介手数料」などの直接的な費用だけを採用コストと捉えがちですが、実際には以下すべてを含みます。
| コスト種別 | 内容 |
|---|---|
| 直接コスト | 求人広告費、紹介会社手数料、採用媒体利用料 |
| 間接コスト | 採用担当者の人件費、面接の時間、管理費 |
| 採用後コスト | 教育・研修費、OJTの工数、定着支援の人件費 |
| 離職コスト | 離職による機会損失、再採用の費用 |
採用は「採用して終わり」ではなく、定着して100%戦力化して初めて投資回収ができるものです。
看護師1名を採用するための平均コストは以下が一般的です。
| 手法 | 1名あたりの平均コスト |
|---|---|
| 看護師紹介会社(成功報酬) | 60〜120万円(年収の20〜35%) |
| 有料求人広告 | 10〜40万円 |
| ダイレクトリクルーティング | 月数万円〜 |
| 自社採用サイト | 0〜10万円(更新費用) |
| ハローワーク | 0円 |
| SNS採用 | 0〜数万円 |
一般病院では採用単価60〜80万円が相場。
紹介会社中心のクリニックでは100万円を超えるケースも少なくありません。
ここでは、医療機関が利用する主な採用チャネルの費用を詳しく比較します。
最も利用されている採用手法です。
費用は高いですが、即効性が高く、応募が来ない施設でも採用しやすい特徴があります。
費用:看護師の年収 × 20〜35%
例:年収450万円 → 手数料90〜157万円
メリット
✔ 採用までが早い
✔ 面接調整など代行してくれる
✔ 働き方のマッチング精度が高い
デメリット
✖ 費用が高い
✖ 紹介会社頼みになると長期的な採用が難しくなる
有名媒体(マイナビ看護師、ナース専科、ジョブメドレー等)を利用するケース。
費用:3〜40万円(掲載期間により変動)
メリット
✔ コストが比較的安い
✔ 継続的に応募が見込める
デメリット
✖ エリアや条件によって応募がゼロも珍しくない
✖ 採用担当が動かないと成果が出にくい
国のサービスのため完全無料。
メリット
✔ 求人掲載が無料
✔ 地域での認知性が高い
デメリット
✖ 応募は比較的少ない
✖ 求人票の質を上げないと応募が来ない
最近増えている採用手法。
費用:0〜数万円(運用費用)
メリット
✔ コストが非常に低い
✔ 若手看護師が集まりやすい
デメリット
✖ 運用に手間がかかる
✖ 即効性は低い
採用コストは「媒体費用」以外にも多くの費用が発生します。
特に新人看護師の場合、育成コストは数十万円〜数百万円かかります。
● 病院(急性期)
● 回復期・リハ
● クリニック
● 介護施設
看護師の離職率は平均11〜12%。
新人は20%以上になることもあります。
離職すると、以下のコストが発生します。
離職者1名あたりのコストは100〜300万円以上に及ぶケースも。
紹介会社の手数料は以下で決まります。
紹介手数料 = 年収 × 20〜35%
例:
年収450万円 × 30% = 135万円
さらに、以下のオプション費用が発生する会社もあります。
一般的な媒体費用は以下の通り。
| 媒体 | 費用相場(目安) |
|---|---|
| ジョブジョブ | 求人掲載~採用まで完全無料 |
| マイナビ看護師 | 15〜40万円 |
| ナース専科求人ナビ | 10〜30万円 |
| ジョブメドレー | 成功報酬(年収の10%) |
| エンゲージ | 無料〜有料プラン |
広告の選び方のポイント
以下の方法で採用コストは大幅に下げられます。
① 自社採用サイトを強化する
採用単価が最も下がる施策。
年間数十万円の差になることも。
② Indeed・Googleしごと検索に最適化
無料で応募が集まる場合も多い。
③ SNS採用(TikTok・Instagram)
若手看護師の応募が増える。
④ 紹介会社の依存度を下げる
複数社に頼ると費用が高くなる。
⑤ 求人票の改善(写真・待遇)
応募率が2〜3倍になる例も。
⑥ 職員紹介制度の導入(リファラル採用)
紹介料5〜10万円で採用できればコスパ最強。
⑦ 入職後の定着率アップ
離職率改善は採用費削減に直結。
⑧ 勤務環境改善(夜勤回数の調整)
⑨ 採用広報の強化(病院のストーリー発信)
⑩ オンライン説明会の導入
応募者の母数が増える。
以下はそのまま使えるテンプレート。
① 採用目標
② 想定採用単価
③ 使用する媒体
④ 実施施策
⑤ 効果測定(KPI)
より詳細な求人テンプレートは下記ご参照ください。
看護師向けの求人テンプレート(コピペOK・高反応率仕様)
看護師採用は年々難しくなっていますが、採用戦略を見直すだけで採用単価を半分以下にすることも可能です。
これらを実践すれば、医療機関の採用は必ず改善できます。
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