【完全版】看護師のコミュニケーションはなぜ難しい?つまずく原因と相手別の効果的な対処法
医療の最前線で働く看護師にとって、「コミュニケーション」は日々の業務において最も重要であり、同時に最も頭を悩ませるテーマの一つです。患者さんのケアから医師への報告、スタッフ間の連携...
ジョブジョブ 転職ノウハウ
医療現場や介護施設、24時間稼働の工場などの求人を見ていると、「準夜勤」という言葉を目にすることがあるでしょう。「夜勤の一種だろうな」とは思いつつも、具体的な時間帯や、一般的な夜勤(深夜勤)とどう違うのか、疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
特に3交替制を導入している職場では、この準夜勤というシフトが頻繁に組まれます。生活リズムや給与、通勤手段に直結するため、就職や転職を考える上で事前にしっかりと理解しておくことが非常に重要です。
本記事では、準夜勤の具体的な時間帯から、深夜勤や2交替制夜勤との違い、そして実際に準夜勤として働くメリット・デメリットまでを詳しく解説します。これから夜勤を含む仕事に就こうと考えている方や、自分のライフスタイルに合った働き方を探している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
準夜勤(じゅんやきん)とは、主に1日を3つのシフトに分ける「3交替制」において、夕方から深夜にかけて働く勤務形態のことを指します。日勤と深夜勤をつなぐ重要な役割を果たしており、完全に夜が明ける前に勤務が終了するのが大きな特徴です。
職場によって細かい時間は異なりますが、一般的には「16:00頃から翌0:30頃まで」、または「15:30から翌0:00まで」といった時間帯に設定されていることがほとんどです。
労働基準法に則り、実働時間は8時間、休憩時間が45分から1時間程度設けられています。夕方に職場へ向かい、日勤のスタッフから業務の引き継ぎを受けて働き始め、日付が変わった深夜の時間帯に退勤するというスケジュールになります。
ここで気になるのが「深夜手当(夜勤手当)はつくのか?」という点でしょう。労働基準法では、午後10時(22:00)から翌午前5時(5:00)までの労働を「深夜業」と定義しており、この時間帯に働いた場合は、基礎時給の25%以上の割増賃金を支払うことが義務付けられています。
準夜勤の場合、勤務時間の後半(例えば22:00〜0:30の2.5時間など)がこの深夜業の時間帯にかぶることになります。そのため、準夜勤であっても該当する時間分はしっかりと深夜割増手当が支給されます。職場によっては、これとは別に「準夜勤手当」として定額を支給するケースもあります。
準夜勤は、24時間体制で稼働する必要がある業界で多く導入されています。
代表的なものとして、病院の病棟勤務を行う看護師、入所型の介護施設で働く介護士があげられます。また、製造業の工場ライン作業員、24時間営業のコールセンター、ホテルのフロントスタッフなどでも、3交替制のシフトの一つとして準夜勤が採用されています。
夜間に働くシフトには、準夜勤のほかに「深夜勤」や「2交替制の夜勤」があります。それぞれの特徴と違いを理解しておくことで、求人票を正しく読み解くことができます。
深夜勤(3交替制)
深夜勤は、準夜勤のスタッフから引き継ぎを受けて働き始めるシフトです。時間帯としては「0:00頃から翌8:30頃まで」(または23:30〜翌8:00など)が一般的です。深夜から朝方にかけて実働8時間働くため、勤務時間の大半が労働基準法における「深夜業」に該当し、割増手当が多くつくのが特徴です。
2交替制の夜勤
一方で近年、特に医療・介護業界で主流になりつつあるのが2交替制です。2交替制では1日を「日勤」と「夜勤」の2つに分けます。この場合の夜勤は「16:00頃から翌9:00頃まで」など、実働14〜16時間という長丁場になります。休憩・仮眠時間は2〜3時間程度設けられますが、拘束時間が非常に長いのが特徴です。
それぞれの違いを一目で把握できるよう、時間帯や特徴を表にまとめました。(※時間は一般的な目安です)
| 勤務形態 | 一般的な時間帯 | 拘束・実働時間 | 特徴・手当の傾向 |
| 準夜勤(3交替) | 16:00~翌0:30 | 拘束約8.5h (実働8h) | 夕方〜深夜。22時以降のみ深夜割増対象。帰宅時の交通機関に注意が必要。 |
| 深夜勤(3交替) | 0:00~翌8:30 | 拘束約8.5h (実働8h) | 深夜〜朝。勤務時間の多くが深夜割増の対象となるため稼ぎやすい。 |
| 夜勤(2交替) | 16:00~翌9:00 | 拘束約17h (実働14〜16h) | 夕方〜翌朝。拘束時間が非常に長いが、夜勤明けの休みが確保しやすい。 |
このように、一言で「夜勤」と言っても、3交替制の準夜勤・深夜勤と、2交替制の夜勤では、生活サイクルや体への負担が全く異なります。
準夜勤には、他の勤務形態にはない独自のメリットがいくつも存在します。ここでは代表的な4つのメリットをご紹介します。
準夜勤は夕方からの出勤となるため、午前中からお昼過ぎにかけての時間を自由に使うことができます。朝早く起きるのが苦手な方にとっては、ゆっくりと睡眠をとってから出勤できる点が大きな魅力です。また、銀行や役所、病院など、平日や日中しか開いていない施設での用事を済ませてから出勤することも可能です。
出勤時間が15時〜16時台、退勤時間が深夜0時台となるため、一般的な会社員の通勤・帰宅ラッシュの時間帯(朝7〜9時、夕方17〜19時)と見事にずれます。満員電車に揺られるストレスや、渋滞に巻き込まれるイライラを感じることなく、快適に通勤できるのは日々のモチベーション維持において大きなプラスとなります。
先述の通り、22時以降の勤務には25%以上の深夜割増手当が加算されます。日勤のみで働くよりも効率よく稼ぐことができるため、収入を重視する方にとっては嬉しいポイントです。また、深夜勤(0:00〜8:30)に比べると深夜帯の労働時間が短いため、体への負担を抑えつつプラスアルファの収入を得られるというバランスの良さがあります。
2交替制の夜勤(16時間労働)を経験したことがある方ならご存知の通り、夕方から翌朝まで通しで働くのは肉体的・精神的に相当な疲労を伴います。しかし、準夜勤であれば実働は日勤と同じ8時間です。「夜通し働くのは体力的につらいけれど、少しでも夜勤手当を稼ぎたい」という方にとって、準夜勤は非常に適した働き方と言えます。
メリットが多い一方で、準夜勤特有のデメリットや注意すべき点も存在します。働き始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、あらかじめ対策を考えておくことが大切です。
準夜勤における最大のデメリットと言っても過言ではないのが、帰宅時の交通手段です。退勤時間が0:00〜1:00頃になるため、職場によっては終電や終バスが終わってしまっているケースが多々あります。
この場合、マイカー通勤や自転車・バイク通勤が可能であれば問題ありませんが、公共交通機関に頼っている場合は深刻です。職場によっては「タクシーチケットが支給される」「仮眠室で朝まで寝てから帰宅できる」「病院が手配する送迎車がある」といった対応をとってくれるところもありますので、面接や入職前に必ず確認しておきましょう。
帰宅するのが深夜1時〜2時となり、そこから食事やお風呂を済ませて就寝すると、寝る時間は深夜3時や4時になってしまいます。日勤の日は夜に寝て朝起きる生活をしているため、シフトの切り替えによって体内時計が狂いやすくなります。不規則な睡眠サイクルに体が慣れるまでは、慢性的な疲労感やだるさを感じることがあるかもしれません。
夕方から深夜にかけて働くため、仕事終わりに友人と飲みに行ったり、家族と一緒に夕食をとったりすることが難しくなります。世間一般の人たちがリラックスして過ごす時間帯に働くことになるため、プライベートでの人間関係において、すれ違いが生じやすくなる点には注意が必要です。
不規則な時間帯に働く準夜勤を長く、そして健康的に続けるためには、日々の生活習慣におけるセルフケアが欠かせません。
深夜に帰宅し、明け方近くに眠りにつく場合、すぐに朝日が昇って部屋が明るくなってしまいます。光を浴びると脳が「朝だ」と錯覚してしまい、睡眠の質が著しく低下します。そのため、寝室には必ず遮光等級の高いカーテン(遮光1級など)を設置し、部屋を真っ暗にできる環境を作りましょう。また、必要に応じてアイマスクや耳栓を活用し、外の騒音や光を遮断することも効果的です。
深夜0時を過ぎて帰宅した直後に、脂っこい食事やボリューム満点の食事をとると、胃腸に大きな負担がかかり、睡眠を妨げる原因になります。夕食は出勤前や休憩時間にしっかりと摂り、退勤後にお腹が空いている場合は、うどんやスープ、おかゆ、ホットミルクなど、温かくて消化の良いものを少量だけ食べるようにしましょう。
ここまで解説してきたメリットとデメリットを踏まえると、準夜勤は以下のような方に適している働き方と言えます。
もしあなたがこれらの特徴に当てはまるのであれば、準夜勤は非常に働きやすく、ライフワークバランスを取りやすいシフトになるはずです。
準夜勤は、主に16時から翌0時半頃まで働くシフトであり、日勤と深夜勤を繋ぐ重要なポジションです。実働8時間でありながら深夜割増手当が支給されるため、長時間の夜勤を避けつつ効率よく稼ぎたい方にぴったりの働き方です。
朝の時間を有効活用でき、通勤ラッシュを避けられるという大きなメリットがある一方で、終電後の帰宅手段の確保や、生活リズムの乱れに対するケアは必須となります。
これから就職・転職を検討されている方は、応募先が3交替制なのか2交替制なのかをしっかり確認し、帰宅時の交通費やタクシー代のサポートがあるかどうかも事前にチェックしておきましょう。自身のライフスタイルと照らし合わせ、無理のない範囲で準夜勤という働き方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
「転職ノウハウなら!ジョブジョブ編集部」は、医療、介護、保育の求人サイト「ジョブジョブ」の運営メンバーによる記事編集部門です。医療・介護・保育・福祉・美容・ヘルスケアの仕事に関わる方に向けた、今後のキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。
医療の最前線で働く看護師にとって、「コミュニケーション」は日々の業務において最も重要であり、同時に最も頭を悩ませるテーマの一つです。患者さんのケアから医師への報告、スタッフ間の連携...
介護現場において、「スタッフがすぐに辞めてしまう」「ケアの質にスタッフ間でバラつきがある」「人間関係のストレスが蔓延している」といった組織的な課題に悩まされている事業所は少なくあり...
「子どもが好きだから、子どもと関わる看護師になりたい」「今の職場は成人や高齢者がメインだけど、いつかは小児看護に携わってみたい」と考えている看護師の方や看護学生の方は多いのではない...
超高齢社会を迎えた日本において、介護業界は大きな転換期を迎えています。これまでの介護は、加齢や疾患によってできなくなったことを「スタッフが代わりにやってあげる(お世話型の介護)」が...
医療現場において、「ヒヤリ」としたり「ハッ」としたりする出来事は日常的に起こり得るものです。その際、今後の安全対策のために作成を求められるのが「インシデント報告書(ヒヤリハット報告...
新人看護師や看護学生の多くが、最初に壁として感じるのが「看護記録」ではないでしょうか。中でも、多くの医療現場で採用されている「SOAP(ソープ)」形式の記録は、慣れるまでどう書けば...
看護師として働く中で、「夜勤が体力的にきつくなってきた」「残業が多くてプライベートの時間が取れない」「もっと規則正しい生活を送りたい」と悩んだことはありませんか?そのような悩みを抱...
介護や福祉、医療の現場において、サービスの質を左右する重要なツールが「フェイスシート」と「アセスメント(課題分析)」です。しかし、現場に出たばかりの新人職員や、異業種から転職してき...
病院のウェブサイトや求人情報を見ているとき、あるいは病院で医師から治療方針の説明を受けているときなどに、「コメディカル」「インフォームドコンセント」「ケアミックス」といった言葉を目...
日本は超高齢社会を迎え、認知症はもはや「誰にでも起こりうる身近な病気」となっています。厚生労働省の推計によると、2025年には65歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症になると予測さ...