看護師の働き方「夜勤専従」「二交代制」「三交代制」の違いとは?メリット・デメリットと自分に合った選び方を解説
看護師や医療・介護現場で働く方にとって、勤務形態の選択はライフスタイルを大きく左右する重要な要素です。求人票でよく目にする「夜勤専従」「二交代制」「三交代制」という言葉ですが、具体...
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「立ち仕事だし、夜勤もあるから体がつらい…」 「プライベートの時間なのに、つい仕事のクセが出てしまう…」
看護師として日々の業務に邁進しているみなさん、本当にお疲れ様です。人の命を預かるというプレッシャーの大きい現場で、強い緊張感を持ちながら働く看護師の仕事は、精神的にも肉体的にも非常にハードですよね。
そのため、看護師特有の「職業病」や「特有の悩み・トラブル」を抱えてしまう方は少なくありません。同僚と「これって看護師あるあるだよね!」と共感し合った経験がある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、多くの看護師が直面する定番の職業病や悩み・トラブルを厳選して4つご紹介します。ただ「あるある」と共感するだけでなく、それぞれの悩みに対する具体的な予防策や対処法、さらには仕事のクセが抜けないプライベートでの可愛い(?)エピソードまで徹底解説します。
この記事を読めば、「悩んでいるのは自分だけじゃないんだ」と心が軽くなり、明日からの仕事を少しラクにするヒントが見つかるはずです。ぜひ最後までお読みください!
目次
さっそく、看護師なら誰もが一度は経験したことがあるであろう、定番の職業病と悩み・トラブルを4つ詳しく見ていきましょう。
看護師の職業病として、最も多く挙げられるのが「腰痛」「肩こり」「足のむくみ」をはじめとする慢性的な肉体疲労です。
看護師の業務は、とにかく体力を消耗します。患者さんのベッドから車椅子への移乗介助、体位変換(ポジショニング)、入浴介助など、自分の体重以上の負荷が腰や肩にかかる場面が日常茶飯事です。
また、日勤・夜勤を問わず、ナースコールへの対応や見まわりで1日中歩き回ったり、逆にオペ室勤務などで長時間立ちっぱなしだったりすることも珍しくありません。夕方や勤務終わりには、ナースシューズがキツく感じるほど足がパンパンにむくんでしまうのは、看護師にとっての「日常風景」と言えるでしょう。
2つ目の深刻なトラブルが、「便秘」や「膀胱炎」といった排泄に関する悩みです。
看護師の仕事は、自分のペースで進められるものがほとんどありません。点滴の投与管理、急変した患者さんへの対応、医師からの指示(オーダー)への対応など、常に優先順位が変動します。
「今からトイレに行こう」と思った瞬間にナースコールが鳴ったり、緊急の処置が入ったりすることは日常茶飯事です。その結果、尿意や便意を我慢せざるを得ない状況が続き、気がつけば膀胱炎になってしまっていたり、慢性的な頑固な便秘に悩まされたりするケースが後を絶ちません。水分補給をするタイミングすら逃してしまうことも、このトラブルに拍車をかけています。
3つ目は、不規則な勤務シフトがもたらす「睡眠障害」や「自律神経の乱れ」です。
2交替制や3交替制といったシフト勤務をこなす看護師は、生活リズムを一定に保つことが極めて困難です。
このような状態が続くと、自律神経のバランスが崩れやすくなります。なんとなく体がだるい、疲れが取れない、イライラしやすくなる、胃腸の調子が悪いといった、メンタル面や内臓面への不調へとつながっていきます。
4つ目は、医療従事者の宿命とも言える「手荒れ」や、マスク・不規則な生活による「肌荒れ」です。
一処置一手洗いが鉄則の看護現場では、1日に何十回も手洗いとアルコールによる手指消毒を繰り返します。これにより、皮膚の表面を保護している皮脂が完全に洗い流されてしまい、手は常にガサガサ、ひどい時にはひび割れやあかぎれで血がにじむこともあります。
さらに、夜勤帯の乾燥した院内環境、長時間のマスク着用による摩擦、ストレスや睡眠不足が重なることで、顔のニキビや肌荒れに悩まされる看護師も非常に多いです。「ケアをしたいけれど、仕事が始まればまた消毒しなければならない」という悪循環が、看護師のモチベーションを削る要因になっています。
なぜ、これほどまでに多くの看護師が同じような職業病や悩みを抱えてしまうのでしょうか。その背景には、看護師という資格・職種ならではの「労働環境の特殊性」があります。主な原因を3つの視点から整理してみました。
| 原因の要素 | 具体的な状況と体への影響 |
| 1. 不規則な勤務形態 | 夜勤、準夜勤、日勤がランダムに組み合わさることで体内時計が崩壊。ホルモンバランスや自律神経が乱れやすく、免疫力の低下や疲労蓄積を招く。 |
| 2. 人手不足と高負荷な業務 | 看護業界全体の慢性的な人手不足により、一人ひとりの業務量が過多に。休憩が満足に取れず、トイレの我慢や水分不足、肉体的過負荷が常態化する。 |
| 3. 精神的なプレッシャー | 医療ミスが許されない緊張感、患者さんや医師・ご家族との人間関係など、精神的ストレスが常に高い。緊張状態で筋肉が強張り、肩こりや腰痛が悪化。 |
このように、「肉体的な負荷」「時間的な不規則さ」「精神的なプレッシャー」の3つが複雑に絡み合っているからこそ、看護師は職業病を避けて通るのが難しいとされています。
仕事中のつらい悩みだけでなく、プライベートの時間にも「看護師の顔」がひょっこり顔を出してしまうのが、看護師あるあるの面白いところです。ここでは、思わずクスッと笑ってしまうような、定番のプライベートのクセをご紹介します。
テレビを見ているとき、あるいは電車で目の前の人が吊り革を掴んでいるとき、無意識に「うわ、あの人の前腕の血管、すごく穿刺しやすそう(針が刺しやすそう)」「怒張していて素晴らしい血管だな…」と、採血のシミュレーションをしてしまうのは看護師あるあるの筆頭です。
シフト制や経過記録(カルテ)の記載に慣れているため、友人との約束でも「じゃあ15時に駅ね!」と言ってしまったり、スケジュール帳に「19:00〜ご飯」と当たり前のように24時間表記で書き込んだりします。「午後3時」と言われると、脳内で一瞬変換が必要になることも。
お店の入り口などに置いてある消毒液を使う際、一般の人は軽くつける程度ですが、看護師は違います。手のひら、手の甲、指先、指の間、親指、手首に至るまで、厚生労働省が推奨する「正しい手指衛生」の手順をフルスピードかつ無意識に実践してしまいます。
医療ドラマを観ていると、ストーリーよりも背景の医療機器や役者の動きに目が向いてしまいます。「あの心電図の波形、あの疾患にしてはおかしい」「無菌操作の仕方が甘い!」「心臓マッサージ(胸骨圧迫)のテンポが遅い…」など、ツッコミどころを探してしまい、純粋にドラマを楽しめないという悩ましいクセです。
職業病は、放置すると最悪の場合、休職や離職に追い込まれてしまうこともあります。長く元気に看護師を続けるために、今日からできる具体的なセルフケアと対処法を実践していきましょう。
腰痛予防のために、最も重要なのが「ボディメカニクス」の活用です。
介助を行う際は、以下のポイントを必ず意識してください。
また、ベッドの高さを自分の作業しやすい位置に調節することを面倒くさがらないことも、腰への負担を大きく減らすポイントです。
足のむくみや肩こりには、勤務中の対策と勤務後のケアが効果的です。
医療用の高着圧ソックス(弾性ストッキング)を勤務中に着用するだけで、夕方の足の軽さは劇的に変わります。また、お風呂上がりには湯船にしっかりと浸かり、ふくらはぎを下から上へとマッサージしたり、壁に足を立てかけて高くして寝たりするだけでも、翌朝のすっきり感が違います。
手荒れ対策の基本は、とにかく「こまめな保湿」です。しかし、忙しい業務中はナースカートにハンドクリームを取りに行く暇もありません。
そこでおすすめなのが、ポケットに常にミニサイズのハンドクリームを忍ばせておき、「一息ついたとき」「記録室に戻ったとき」「休憩に入るとき」など、自分の行動とセットにして保湿を習慣化することです。また、自宅で寝る前にはベタつくほど多めにクリームを塗り、綿の手袋をして眠る「ナイトケア」を取り入れると、翌朝の手肌の回復力が上がります。
夜勤明けの睡眠の質を高めるためには、脳に「今は夜だ」と錯覚させることが大切です。
これらの対策を行うだけで、夜勤明けの入眠がスムーズになり、自律神経の乱れを最小限に抑えることができます。
看護師の定番の職業病である「腰痛・肉体疲労」「便秘・膀胱炎」「睡眠障害」「手荒れ」について、原因と対処法をご紹介しました。
看護師は、その責任感の強さから、ついつい患者さんのケアを優先し、自分自身のケアを後回しにしてしまいがちです。しかし、あなた自身が健康で元気に働けてこそ、患者さんに質の高い看護を提供することができます。
「これくらい大丈夫」と我慢を重ねず、今回ご紹介したセルフケアを日々の生活に少しずつ取り入れてみてください。
もし、現在の職場環境(過酷すぎる夜勤、慢性的な人員不足による業務過多など)が原因で、どうしても体調が戻らない、限界を感じているという場合は、勤務形態の見直し(日勤常勤への変更など)や、より労働環境が整った職場への転職・異動を視野に入れることも、自分を守るための大切な選択肢です。
まずは今日、頑張った自分の体を温かいお風呂やマッサージで、たっぷりと労わってあげてくださいね。
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