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介護業界の応募単価はなぜ上昇しているのか?最新トレンドと原因・対策を徹底解説

介護業界の応募単価はなぜ上昇しているのか?最新トレンドと原因・対策を徹底解説

介護士やヘルパーなど介護人材の応募獲得は年々難しさを増しています。
とくに近年顕著なのが 「応募単価(1応募を獲得するために必要な広告費)」の上昇 です。

「以前は5,000円〜8,000円ほどで応募が来ていたのに、いまでは1万円以上かかる」
「indeedのクリック単価(CPC)が上がり、同じ予算でも応募数が減った」
「求人媒体の掲載費を払っても応募が来ない」

こうした悩みは介護事業所から数多く聞かれます。

本記事では、

  • 介護業界の応募単価がどれほど上がっているのか(推移データ)
  • 応募単価が上昇する根本原因
  • 介護事業所が取るべき応募単価の抑制策・応募増加策
  • 媒体別の単価動向(indeed / 求人ボックス / スタッフサービスなど)
  • 2025年以降の採用市場の予測

について、採用ノウハウに基づき体系的に解説します。

採用コストを抑えつつ、安定的に応募を獲得したい事業所の方は、ぜひ最後までお読みください。

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1. 介護業界の応募単価はどれくらい上昇している?(推移データ)

近年、介護業界の応募単価は急激に上昇しています。
採用コンサルティングや求人媒体各社のデータから推計すると、以下のような推移が一般的です。

■ 応募単価(CPA)の推移イメージ(介護職・ヘルパー)

年度平均応募単価備考
2018年4,000〜7,000円応募が付きやすい時期
2019年5,000〜8,000円まだ比較的採用コストが安い
2020年6,000〜10,000円indeedの競争激化
2021年7,000〜12,000円コロナ前後で応募が減少
2022年8,000〜14,000円求人広告費が高騰
2023年9,000〜16,000円有効求人倍率が改善せず
2024年10,000〜18,000円介護人材不足がピークへ
2025年12,000〜20,000円現在は1応募2万円も珍しくない

特に indeed広告はクリック単価が上がり続けているため、同じ費用で応募が減る傾向があります。

2. 応募単価が上昇する背景:介護業界が“売り手市場”である理由

2-1. 人口減少と介護ニーズ拡大

日本全体の労働人口は減少しており、介護福祉士・ヘルパーの働き手も年々少なくなっています。
一方で高齢化は進行し続け、介護施設・在宅介護の需要は増加。

つまり、

求人数は増える → 労働者は減る → 求職者1人あたりに対する求人が増える

という構造的な人手不足です。

介護職の有効求人倍率は 3〜4倍(地域では6倍以上) と非常に高い状態が続いています。

2-2. 介護業界の離職率の高さ

厚労省調査によると、介護職の離職率は 15%前後 と他業界と比べ高めです。
そのため、

  • 常に採用が必要になる
  • 求人が増える
  • 競争が激化する
  • 応募単価が上がる

という悪循環が発生します。

2-3. 新規参入と施設数の増加で競争が激化

特養・老健・有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅・訪問介護など施設数は増加。
事業所が増えれば、その分だけ求人枠も増えます。

特に2020年以降は、

  • 介護DX
  • 小規模事業者の増加
  • 在宅介護需要の高まり

などによって新規参入が増え、採用競争がさらに激しくなりました。

2-4. 求人広告費の上昇と媒体構造の変化

近年もっとも大きな要因が 求人媒体の広告費アップ です。

● indeedのクリック単価(CPC)は上昇し続けている

2018年頃:20〜40円
2023年:60〜100円
2025年:80〜130円(エリアによっては150円超)

クリック単価が上がる=応募単価も自動的に上昇。

● 求人ボックス、スタンバイも同様の傾向

各社とも広告運用者が増え競争が激化しているため、クリック単価と応募単価が上がり続ける構造になっているのです。

3. 媒体別にみる応募単価の実態と変化(2020年→2025年)

3-1. indeed(インディード)

介護求人の応募単価の中心はindeedです。
推移イメージは以下の通り。

年度平均CPA(応募単価)
2020年6,000〜12,000円
2022年8,000〜15,000円
2024年10,000〜18,000円
2025年12,000〜20,000円

indeedは上位表示させるためにクリック単価の競争が激しく、予算を増やさないと以前の応募数が取れなくなる傾向があります。

3-2. 求人ボックス

比較的CPAが安いと言われますが、近年は上昇傾向。

年度平均CPA
2020年4,000〜8,000円
2024年7,000〜12,000円
2025年8,000〜12,000円

訪問介護やパート募集で強い媒体です。

3-3. 介護系専門求人サイト(カイゴジョブ等)

掲載型は出稿費が固定のためCPAは一定ですが、応募が減ってきており実質単価は上昇。

一覧:

  • カイゴジョブ
  • 介護求人ナビ
  • ジョブメドレー(クリック課金型)

平均CPA(目安):8,000〜15,000円

3-4. 人材紹介会社経由

1名成約すると 年収の20%前後(40〜70万円) が一般的。
応募単価換算すると CPA=数万円〜数十万円 と高額です。

ただし採用リスクが低いので、多くの施設が併用しています。

4. 応募単価を下げるために最優先で取り組むべき施策

単純に広告費を増やすだけでは応募は増えません。
応募単価を下げるには 「求人内容」×「媒体最適化」×「自社施策」 が重要です。

4-1. 求人票の改善(最も効果が大きい)

応募単価を下げる最大の方法は 求人内容の改善 です。

応募が増える求人票の特徴

  1. 給与をわかりやすく書く(最低月給・手当を明確化)
  2. 勤務時間を細かく記載する(シフト例)
  3. 写真を掲載する(職場・スタッフ)
  4. 仕事内容を具体的に書く
  5. 応募者が不安に思う点を事前に解消する

特に介護職は仕事内容のイメージがしにくい職種のため、業務内容を細かく書くほど応募が増えます。

4-2. 勤務条件・待遇改善

応募が増えやすい条件は以下の通り。

  • 時給1,300円以上(都市部)
  • 夜勤手当6,000円以上
  • 無資格OK
  • 週2日〜OK
  • 残業5時間未満
  • 産休・育休取得実績あり

待遇を少し変えるだけでも応募単価は大きく下げられます。

4-3. 媒体最適化(indeed・求人ボックス)

● クリックを増やすタイトル改善

例:
NG「介護スタッフ募集」
OK「【無資格OK・週2〜可】訪問介護スタッフ|時給1,500円」

● indeedは“運用力”でCPAが変わる

  • CPC設定
  • ターゲットエリア年齢
  • キーワード
  • 原稿のスコア改善

CVR(応募率)を改善すれば応募単価は大幅に下がります。

4-4. 口コミ対策(Googleマップ・介護口コミサイト)

求職者は必ず施設名を検索します。
口コミが悪いと応募率が下がり、CPAが跳ね上がります。

4-5. リファラル採用(紹介制度)

もっとも応募単価を下げられるのが紹介制度。

  • 職員紹介→3万円
  • 面接設定→1万円
  • 採用→5万円

など、紹介報酬を明確化すると応募が急増します。

5. 応募が来る事業所・来ない事業所の決定的違い

応募が来る事業所には共通点があります。

■ 応募が多い施設

  • 求人票が丁寧
  • 写真が多い
  • 条件が柔軟
  • 口コミ対策している
  • indeed運用している

■ 応募が少ない施設

  • 情報が少ない
  • 他施設より給与が低い
  • 口コミが悪い
  • indeed広告を出していない
  • 採用ページが古い

同じ予算でも、運用次第で応募単価は倍以上変わります。

6. 採用単価の高騰を見据えた介護事業所の採用戦略(2025年以降)

介護業界は今後も応募単価が高騰していくことが想定されます。

そこで有効なのが以下の戦略です。

① 広告頼りではなく「自社で母集団」を持つ

  • 自社HP改善
  • LINE応募
  • SNS採用
  • Googleマップ強化
  • スタッフ紹介制度の拡充

② “応募したくなる職場づくり”で根本改善

採用はブランディングの時代。

  • 残業削減
  • 定着率改善
  • 有給を取りやすく
  • キャリアパスの明確化

待遇改善が応募単価を大幅に下げます。

③ 応募単価が比較的安いチャネルを活用

  • 求人ボックス
  • カイゴジョブ
  • ジョブジョブ
  • SNS
  • リファラル

④ indeedは「低単価で大量応募」ではなく“本命職種に集中投下”

介護業界全体が高騰しているため、予算を分散させるよりも「来てほしい職種だけに集中」させる方が効率的です。

7. まとめ:介護業界の応募単価は“工夫で下げられる”

介護業界の応募単価は2025年も高騰が続く見込みです。

しかし、

  • 求人票を改善する
  • 待遇を見直す
  • 口コミ対策をする
  • 運用最適化を行う
  • 紹介制度を整える

これらを行うことで、応募単価は確実に下げられます。

採用難の時代だからこそ、「広告費を増やす」ではなく「応募が増える仕組みづくり」が重要です。

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この記事の著者

転職ノウハウなら!ジョブジョブ編集部

「転職ノウハウなら!ジョブジョブ編集部」は、医療、介護、保育の求人サイト「ジョブジョブ」の運営メンバーによる記事編集部門です。医療・介護・保育・福祉・美容・ヘルスケアの仕事に関わる方に向けた、今後のキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。

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