「初出勤で何をすべきか完全ガイド」|初日から失敗しない5大ステップと成功のための準備リスト
新しい職場への第一歩、それが「初出勤」です。期待とともに「うまくやれるかな」「どんな人たちがいるのだろう」「何を準備しておけばいいのか」といった不安も、多くの人が感じるものです。し...
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履歴書とは、個人の基本情報や学歴、職歴、資格などを簡潔にまとめた書類で、主に就職活動や転職活動で企業に提出する書類です。採用担当者に情報を正しく伝えつつ好印象ももってもらうための採用選考の第一歩となる重要な書類ですので、基本的なマナーやコツ、正しい書き方をおさえて作成しましょう。
この記事でわかること

履歴書を書くときはビジネスマナーを守ることが重要です。書き方のマナーが守れておらず採用担当者にマイナスのイメージをもたれてしまう可能性があります。また、採用担当者は膨大な数の履歴書を確認しているため、1枚あたりにかける時間は限られています。多くをアピールしたい気持ちは分かりますが、長文になればなるほど目を通してもらうのが難しくなります。
ですので、一目で目を引くように、簡潔で読みやすく整理された内容にすることを意識しましょう。
履歴書には「一般用」「アルバイト・パート用」「転職用」など、多くの種類があり、記入欄の項目が異なります。
など、使用する履歴書のテンプレートは、自分の経歴やアピールしたい内容に合わせて選ぶのが大切です。自分が使いやすい、履歴書のテンプレートで作成しましょう。
また、履歴書の用紙サイズは、A4(A3二つ折り)もしくはB5(B4二つ折り)が一般的で、特に企業側から指定がなければ、どちらのサイズでも問題ありません。
履歴書の選び方に迷ったら厚生労働省が作成した履歴書の様式例も確認してみてもいいかもしれません。厚生労働省規格の履歴書テンプレートは、適性・能力を基準とした公正な採用選考を推進するために2021年4月に採用された標準的なテンプレートです。厚生労働省が採用選考での利用を推奨しているテンプレートですので、履歴書選びの参考にしてください。
参照元:厚生労働省

氏名や日付、住所などの基本情報は、履歴書の中で最初に目に触れる重要な項目です。また、証明写真は書類選考の際に応募者の印象を大きく左右するため、慎重に選ぶ必要があります。
これらの情報は一見簡単に記入できるように思えますが、読みやすさを意識して記入し、表記ミスがないよう十分に注意しましょう。
日付
履歴書に記載する日付は、 西暦(例:2019年)でも和暦(例:令和)でも問題ありません。ただし、学歴欄など履歴書の他の項目と年号の表記を統一しましょう。また、元号は略さず正式な漢字で記入してください(例:「令和」を「R」などではなく、完全に「令和」と記載)。
右上の日付は、提出方法に応じて記入します。面接に持参する場合は面接日、郵送する場合は投函日、メールで送信する場合は送信日を記入します。
氏名・ふりがな
氏名は、戸籍に登録されている氏名を正確に、姓と名の間にスペースを入れます。「ふりがな」と記載されている場合はひらがなで、「フリガナ」と記載されている場合はカタカナで記入してください。
印鑑
印鑑欄がある場合は、印鑑が曲がらず、かすれやにじみ、欠けがないかを確認し、しっかりと押印します。印鑑欄がない場合は、特に応募先から指定がない限り、押印は不要です。一般的には、朱肉タイプの認印を使用し、シャチハタや実印は避けてください。
住所
住所は郵便番号、都道府県も省略せずに記入し、番地を除いた町名やマンション名、建物名まで記入します。部屋番号は記載しません。ふりがなは町名、マンション名などまで記入します。
証明写真
証明写真のサイズは通常、縦4cm×横3cmです。撮影から3ヶ月以内のものを使用します。写真は胸から上の正面アングルで、顔が髪などで隠れないように撮影してください。写真の裏には氏名を記入し、貼り付ける際にはパソコンで作成したものを使う場合でも、写真データをそのまま貼り付けず、別途印刷して貼りましょう。背景は、白、青、グレーで撮影しましょう。
連絡先(電話、メールアドレス)
日中連絡がつく番号を記入します。電話番号欄が2つある場合は、固定電話と携帯電話の番号を両方記入します。携帯電話のみの場合は、1つの欄に記入すれば問題ありません。「現住所欄」の下に「連絡先欄」がある場合、現住所と同じであれば「同上」と記入しても大丈夫です。また、メールアドレス欄がない場合は、「連絡先欄」にメールアドレスを記入することも可能です。メールアドレスはスマホからでも確認しやすいものがおすすめで、現職のメールアドレスは記入しないようにしましょう。

履歴書の「学歴・職歴欄」は、あなたがいつどこでどのような教育を受け、どのような仕事をしてきたのかを伝えるためのものです。入学・卒業、入社・退職の年月はもちろん、雇用形態も正確に記入しましょう。学歴の1行目には「学歴」、職歴の1行目には「職歴」とそれぞれ中央に書き、次の行から具体的な経歴を書きます。
学歴
記入する順番に厳密なルールはありませんが、一般的には高校から記入することが推奨されています。高校以降は義務教育ではないため、いつ、どの高校に入学し、何年で卒業したかが分かりやすいように、高校入学から記入するのが一般的です。記入方法としては、「〇年△月 〇〇高等学校 入学」「〇年△月 〇〇高等学校 卒業」と、入学・卒業の年月を明記し、学校名は略さず正式名称で記載し、「高校」ではなく「高等学校」と書く必要があります。また、学部名や学科名も省略せずに正式名称で記載しましょう。
大学、短大、専門学校についても、入学と卒業の年月を省略せずに記載し、学校名や学部、学科、専攻を正確に記入することで、採用担当者に自分が学んだ分野をしっかり伝えることができます。特に応募先の仕事に関連する研究テーマなどがあれば、さらに詳しく記載してアピールするのも効果的です。卒業時は「卒業」、大学院の場合は「修了」と記入します。
もし学歴に中退がある場合は、「家庭の事情により中途退学」などと簡潔に説明を加えると良いでしょう。中退について記載するかどうか悩むことがあるかもしれませんが、空白期間があると面接時に理由を説明する必要が出てきます。また、学歴を偽ることは学歴詐称となるため、事実を正確に記入することが重要です。
学歴の記入における気を付けるポイントは以下の通りです。
職歴
職歴は時系列に従い、短期間の勤務であってもすべて正確に記入することが重要です。会社名は省略せず「株式会社」と記載し、所属部署も正式名称で記載しましょう。部署異動や昇進があった場合は、その旨も記載します。また、応募する職種に関連する職務内容、経験があれば、「商品開発に従事」など簡単な説明を加えると、採用担当者の目に留まりやすくなります。企業の合併や買収により社名が変わった場合は、例えば「○○株式会社(現△△株式会社)」のように記載しましょう。
正社員以外で勤務した場合は、「契約社員」など雇用形態を明記します。派遣社員の場合は、「○○(派遣会社名)より△△(派遣先企業名)に派遣」と記載し、派遣元と派遣先を分けて書きましょう。アルバイトについては、社会人としての就業期間が長ければ記入することが一般的で、職務内容が応募先の職種に関連していれば、プラスに働くこともあります。また、短期間のアルバイトは原則として記入不要です。
転職活動が長引いたり、病気療養中の期間があった場合など、無職の期間は記入しなくても問題なく面接で尋ねられた際にしっかり答えられるようにしましょう。また、留学や介護など応募先企業にアピールできる理由がある場合は、「〇年△月 □□に1年間留学」など理由を記載しましょう。
退職理由については「一身上の都合により退職」が一般的で、詳細は記載しなくても問題ありません。退職日が決まっている場合は、「退職予定」と記載します。職歴の最後には「現在に至る」と記入し、賞罰がない場合は「以上」と右詰めで記載して終了します。
職歴の記入のポイントは以下の通りです。

履歴書の免許・資格欄は、応募する職種や企業に対してあなたのスキルをアピールする重要な項目です。たくさん資格を持っている場合でも、あまり関係ない資格を列挙すると、採用担当者に「この人はどういった仕事がしたいのだろう?」と疑問を持たれることがあります。そのため、資格を複数持っている場合は、採用後に活かせる資格から順に記入することをおすすめします。
業務に関連のある免許・資格は、取得日の古い順に記載しましょう。記入欄が足りない場合は、アピールしたい資格を優先し、残りは職務経歴書で補足します。すでに失効した資格や受講途中のものもアピールできるので「失効中」「取得見込み」などと補足をつけて記載しても問題ありません。現在未取得で勉強中の資格については、「現在習得のため学習中」とその旨を、取得見込み時期と合わせてアピールすることが効果的です。
また、普通自動車の運転免許は「普通自動車第一種運転免許」と記載しましょう。免許や資格の取得年月日についても記載ミスがないようにし、経歴詐称と見なされないよう気をつける必要があります。
志望動機や自己PRは、「なぜその企業で働きたいのか」や「どのように貢献できるか」というビジョンを伝える重要な部分です。採用担当者は、応募者がどれほど本気でその企業に応募しているのか、またどれだけ事業や業務について理解しているのかを見極めようとしています。
そのため、複数の企業で同じ志望動機を使い回すのではなく、それぞれの企業に合った内容にする必要があります。抽象的な表現ではなく、企業ごとの特徴やニーズに応じた具体的な志望動機を伝えることを心がけましょう。
最近の履歴書では、志望動機と自己PRが一つの項目として扱われることも増えています。その際は、別々に考えるのではなく、自己PRを含めた志望動機として書くのが効果的です。自己PRと志望動機を融合させることで、自分の強みや価値をより強く印象づけることができます。
志望動機・自己PR欄の記入のポイントは以下の通りです。
履歴書の本人希望欄には、あなたが「絶対に譲れない条件」を記入します。具体的には、給与、職種、勤務時間、勤務地などに関する希望を書きます。
例えば、「親の介護が必要なため、実家近くでないと入社できない」「大学の授業の関係で○曜日はシフトに入れない」といった具体的な事情を記入することが考えられます。
本人希望欄の記入のポイントは以下の通りです。
履歴書は採用担当者にアピールするための選考に大きく影響するとても重要なものです。
履歴書は丁寧に作成し、間違いがないように時間に余裕をもって進めましょう。自己分析や企業研究に時間をかけることで、履歴書作成の過程で内容がより深まり、採用担当者に強い印象を与えることができます。急いで作成すると誤字や記入ミスが増える可能性があるため、提出ギリギリにならず、余裕を持って仕上げることを心がけましょう。
履歴書は手書きでもパソコンでもどちらでも作成可能です。パソコンで作成する場合、修正や複製が簡単に行え、かつパソコンスキルのアピールにもつながります。
手書きの場合は、黒のボールペンを使用しましょう。もし間違えた場合は、新しい用紙に書き直し、修正液や修正テープ、二重線は使わないように注意しましょう。
履歴書のすべての項目に記入しましょう。空欄があると記入漏れと見なされることがありますので、資格欄などに記載する内容がない場合は「特になし」と記入するようにしましょう。
パソコンで履歴書を作成する際、フォントの種類やサイズが統一されていないと、見づらく煩雑な印象を与えることがあります。フォントは明朝体やゴシック体など、ビジネス文書に適したものを選び、各項目内でサイズを統一するよう心がけましょう。

写真は、採用担当者にとって非常に重要な要素です。履歴書で唯一のビジュアル情報として、企業にとっては応募者の第一印象を決定づける役割を果たします。
適切なサイズや服装で提出することが、応募者がルールやマナーを守る人物であることを伝えるだけでなく、表情や髪型を通じて応募者の人柄を表現するものでもあります。特に接客業や営業職など、お客様と直接対面する仕事では、写真の表情、髪型、服装が印象に大きく影響します。
さらに、面接での受け答えが良好でも、履歴書の写真が不適切だと「面接中に作り笑いをしているだけで、実際は履歴書の写真が本当の姿なのではないか」と思われる可能性もあります。反対に、しっかりとした印象を与える写真を提出すれば、「仕事も丁寧にこなしてくれそう」と好印象を与えることができるでしょう。
履歴書を書き終えたら、提出する前に誤字などがないかしっかりと最終確認しましょう。
履歴書は、応募先に自分自身の情報を伝えるための重要な書類です。不備があった場合は、新たに書き直しましょう。
□ 写真の貼り忘れはないか?(ノリがはがれていないか、裏に名前を書いてあるか)
□ シミ、ヨゴレなどないか?
□ 誤字・脱字はないか?(もう一度読む。企業名を(株)など略していないか)
□ 記入漏れはないか?(日付欄、印鑑欄なども確認)
□ 記入日の日付は古くないか?(送付する当日の日付が望ましい)
□ 学歴・職歴は最後「以上」で終っているか?
□ 志望動機や自己PRが送付先企業に向けた内容になっているか?(別業界用の志望動機などを、間違えて書いていないか)
履歴書の提出方法には、「メール」「郵送」「面接時持参」の3つの方法があります。
メールで提出する場合
Excelなどで作成した履歴書は、PDFファイルに変換して送信しましょう。これにより、異なる閲覧環境でのレイアウト崩れや第三者による改編を防ぐことができます。また、メールにはあいさつとともに、応募した職種名と署名を記載しておきましょう。
郵送で提出する場合
履歴書が折れずに入るA4またはB5サイズ対応の封筒を用意し、送付状と一緒にクリアファイルに入れて送付しましょう。
面接時持参する場合
面接に履歴書を持参する場合も、郵送時と同様にクリアファイルに入れてから封筒に入れて持参するようにしましょう。
履歴書はさまざまな場所で販売されており、主に次のような場所で購入できます。
どこで購入した履歴書を使用しても問題ありませんが、種類によって記載する項目が異なるため、応募する職種や目的から自分に合ったものを選択しましょう。
履歴書に修正テープを使用するのは厳禁!
応募者の経歴を証明する重要な書類であり、その信頼性を保つためには、応募者本人が記入したことが証明できる必要があります。しかし、修正液や修正テープを使用すると、誰が修正したのかが不明確になり、信頼性が損なわれる恐れがあります。
さらに、修正液や修正テープを使って修正した履歴書は、見た目にもよくないため誤字や脱字を訂正する場合でも、修正液や修正テープは避けることが望ましいです。
履歴書に記入する日付は「応募先の企業に提出する日」を記入します。つまり、面接に持参するなら「面接日」、郵送であれば「郵便局に持ち込む日」「ポストに投函する日」、メールで送付するなら「送付日」を記入するのが正解です。
基本的に履歴書の職歴欄にはアルバイトの経歴は書きませんが、正社員の経験がない場合やアルバイトやパートへの応募の場合は、アルバイトの経歴であっても書いた方がいい場合があります。
履歴書は、自宅やコンビニでも簡単に印刷できます。 自宅で印刷する場合は、見開きA3サイズの専用紙がおすすめです。
コンビニで印刷する方法は、メディアプリントとネットワークプリントの2種類があります。コンビニによって呼び方が異なる場合もありますが、主にこの2種類があることを把握しておきましょう。
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