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介護の資格完全ガイド|未経験からでも取れる!キャリアアップ・年収アップに役立つ全資格を徹底解説【2025年最新版】

介護の資格完全ガイド

介護の仕事に就くうえで、「どんな資格を取ればいいの?」「未経験でも取れる資格はある?」と悩む方は多いでしょう。
介護業界は資格の種類が多く、キャリアステップや働き方によって選ぶべき資格が異なります。

本記事では、介護職に関わる全ての資格を網羅的に解説し、
「未経験者向け」「キャリアアップ向け」「高収入を目指す方向け」など目的別に紹介します。

さらに、資格の取り方・難易度・費用・期間・おすすめの取得ルートも具体的に説明します。
これから介護業界を目指す方はもちろん、すでに働いていてステップアップを目指す方にも役立つ内容です。

1. 介護の資格とは?取得するメリット

介護の資格とは、介護職として働くための知識・技術を証明するものです。
介護業界では資格があることで、採用率・給与・職場の選択肢が大きく変わります。

資格を取得する3つのメリット

  1. 就職・転職に有利になる
     無資格よりも採用率が高く、正社員登用や施設選択の幅も広がります。
  2. 給与アップ・昇進につながる
     資格手当が支給される職場も多く、初任者研修→介護福祉士→ケアマネと進むごとに平均年収も上昇します。
  3. 介護の仕事に自信が持てる
     利用者対応や医療連携など、より専門的なスキルを身につけられます。

2. 未経験から取れる介護の入門資格

2-1. 介護職員初任者研修

介護の仕事を始めたい人の第一歩となる資格です。
全国どこでも受講可能で、未経験者でも3ヶ月程度で取得できます。

項目内容
受講期間約1〜3ヶ月(130時間)
費用約5〜10万円
受験資格なし
難易度★☆☆☆☆(やさしい)
取得方法通信+通学(スクーリングあり)

おすすめポイント:訪問介護やデイサービスでも活躍可能。資格手当がつく職場も多数。

2-2. 実務者研修

介護福祉士を受験するために必要な中級資格。
初任者研修より内容が専門的で、医療的ケア(たん吸引・経管栄養)も学びます。

項目内容
受講期間約6ヶ月〜1年(450時間)
費用約10〜20万円
受験資格なし(未経験でも可)
難易度★★☆☆☆
取得方法通信・通学どちらも可

ポイント:介護福祉士を目指すなら必須資格。長期的に介護職を続けるなら早めに取得を。

2-3. 認知症介護基礎研修

2025年から全介護職員に受講義務化される注目資格。
短期間で取得でき、費用も安いのが特徴です。

項目内容
受講期間1〜2日
費用無料〜3,000円程度
対象者介護職員全般
難易度★☆☆☆☆

おすすめ理由:今後全員必須となるため、未経験のうちから受けておくと安心です。

3. 国家資格レベルの介護資格一覧

3-1. 介護福祉士(国家資格)

介護職の代表的な国家資格。
介護の知識・技術を総合的に身につけるプロフェッショナル資格です。

項目内容
受験資格実務経験3年以上+実務者研修修了
試験時期年1回(1月)
合格率約70%
費用約15〜25万円(研修費用含む)

メリット

  • 国家資格のため全国どこでも通用
  • 昇給・資格手当が大きい(平均+2〜5万円/月)
  • 介護現場のリーダー職として信頼が高い

3-2. 介護支援専門員(ケアマネジャー)

介護計画(ケアプラン)を作成する専門職。
現場業務ではなく、利用者・家族・事業所をつなぐマネジメント職です。

項目内容
受験資格介護福祉士等+実務経験5年以上
試験難易度★★★★☆(合格率15〜20%)
年収約450〜550万円

ポイント:デスクワーク中心で体力負担が少なく、長期的に働ける人気職。

3-3. 社会福祉士

福祉全般の相談・支援を行う国家資格。
介護現場だけでなく病院や行政機関など幅広い分野で活躍できます。

項目内容
学歴大卒(指定校)または実務経験ルート
合格率約30%
年収約400〜500万円

おすすめ対象:福祉分野でのキャリアチェンジ・相談業務を目指す人。

3-4. 精神保健福祉士

精神疾患を抱える方の生活支援・社会復帰支援を行う専門職。
メンタルケアに関心のある介護職におすすめ。

4. 専門スキル・分野別の介護資格

  • 福祉用具専門相談員:福祉用具の提案・販売・レンタル業務に必要。
  • 認知症ケア専門士:専門的な認知症対応スキルを証明。
  • 介護予防運動指導員:介護予防教室や高齢者運動指導に関わる。
  • サービス管理責任者/児童発達支援管理責任者:福祉事業所の運営に関わる責任者資格。

5. 資格なしでも働ける?無資格でできる仕事と注意点

実は介護業界では、無資格でも働ける職場があります。
ただし、資格がないとできる業務が限られ、給料も低めです。

業務内容無資格で可能?
食事介助・入浴介助△(研修必要)
清掃・調理補助
身体介護×(資格必須)

結論:最初は無資格でも可。ただし、早めに「初任者研修」取得がベスト。

6. 介護資格の取り方(通信・通学・独学)

取得方法特徴向いている人
通信講座働きながら学べる社会人・主婦層
通学実技がしっかり学べる未経験者
独学国家試験のみ対象介護福祉士など経験者向け

厚生労働省の介護資格に関する各種施策も参考にしてみてください。

7. 難易度ランキング・合格率比較

資格名合格率難易度コメント
初任者研修ほぼ100%★☆☆☆☆初心者向け
実務者研修修了率95%★★☆☆☆介護福祉士の基礎
介護福祉士約70%★★★☆☆現場経験者対象
ケアマネジャー約15〜20%★★★★☆国家資格上位
社会福祉士約30%★★★★☆学科中心

8. 費用と期間の目安

資格名費用期間
初任者研修5〜10万円1〜3ヶ月
実務者研修10〜20万円6ヶ月〜1年
介護福祉士15〜25万円実務3年+研修
ケアマネジャー3〜10万円独学3〜6ヶ月

9. キャリアアップのモデルルート(図解イメージ)


未経験
 ↓
介護職員初任者研修
 ↓
実務者研修
 ↓
介護福祉士
 ↓
介護支援専門員(ケアマネジャー)
 ↓
管理職・施設長へ

10. 年収アップにつながるおすすめ資格3選

  1. 介護福祉士:資格手当+役職昇格で年収400〜500万円も可能
  2. ケアマネジャー:事務職寄りで長期安定・平均年収500万円前後
  3. サービス管理責任者:障害福祉分野で需要急増中

11. まとめ|目的に合わせた資格選びで長く活躍できる介護職へ

介護の資格は多様ですが、重要なのは「自分の働き方・将来像」に合った資格を選ぶことです。

  • 未経験なら → 初任者研修
  • ステップアップなら → 実務者研修 → 介護福祉士
  • キャリア転換・高収入なら → ケアマネジャーや管理者資格

資格を活かせば、年齢を問わず長く安定して働けるのが介護職の魅力です。
今のうちに一歩踏み出して、あなたの「介護キャリア」を築いていきましょう。

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この記事の著者

転職ノウハウなら!ジョブジョブ編集部

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